レジスタントスターチと腸内細菌
レジスタントスターチは、大腸に運ばれると腸内細菌である善玉菌のエサとなり、発酵して善玉菌を増やします。善玉菌はレジスタントスターチをエサとして分解し、酢酸、プロピオン酸、酪酸などの「短鎖脂肪酸」という物質を作ります。短鎖脂肪酸は腸壁細胞のエネルギー源となり、腸内血流を増やし、pHを低下させるなどの働きがあります
レジスタントスターチと腸内細菌
レジスタントスターチは、大腸に運ばれると腸内細菌である善玉菌のエサとなり、発酵して善玉菌を増やします。善玉菌はレジスタントスターチをエサとして分解し、酢酸、プロピオン酸、酪酸などの「短鎖脂肪酸」という物質を作ります。短鎖脂肪酸は腸壁細胞のエネルギー源となり、腸内血流を増やし、pHを低下させるなどの働きがあります
通常の加齢に伴う多くの病気と無縁でいられるのは、酪酸の増加のおかげで腸内環境が悪化せずにすんでいるからでは?
レジスタントスターチ
オリーブオイルで調理した野菜料理や焼き菓子などを冷蔵すると、レジスタントスターチが約2倍に増加する可能性があります。これは、DHC(ディーエイチシー)と東京海洋大学の松田寛子特任助教による共同研究で明らかになったもので、他の調理方法と比べて増加が顕著です。
ただし、牛乳には日本人の不足しがちな栄養素を豊富に含むため、定期的に飲むのもおすすめです。胃腸が弱かったり、乳糖不耐症だったりする方は、一度に飲む量を減らす、温めて飲む、空腹で飲まないなどの工夫をするとよいでしょう
牛乳に含まれる乳糖も気になります。 消化不良を引き起こし、下痢などの症状の出る人が少なくありません。 発がん性についても問題視されています。 2021年の日本の研究では、2万6千人の日本人男性を20年近く追跡調査した結果、牛乳などの乳製品の摂取量が多いと前立腺がんの発症リスクが増加するとされました。
レジスタントスターチは、摂取するとすぐにブドウ糖(エネルギーとして燃焼されるか、脂肪として蓄積される)に分解されるわけではなく、ほとんどそのままの状態で小腸を通過する。これに含まれる糖分子はしっかり結合しているのでヒトの酵素では分解できず、だからレジスタント(抵抗力)の名がつけられた。
そのため、レジスタントスターチを大量に食べても、血糖値やインスリン値が上がることはない。これは2型糖尿病や肥満、加齢に伴う炎症を避けるために大事なことだ。また、レジスタントスターチは血糖値を急上昇させないため、通常のデンプンよりも満腹感が長くつづく。
だが、腸内細菌がレジスタントスターチを好むというのが、何より優れた点だろう。レジスタントスターチを摂取すると腸内細菌が増殖し、短鎖脂肪酸である酢酸、プロピオン酸、酪酸を大量に産生する。短鎖脂肪酸はミトコンドリアや腸壁を覆う腸細胞の理想的な燃料となる。
このようにレジスタントスターチは腸内細菌の数を増やし、消化と栄養の吸収を促し、腸内を覆う重要な粘液層を育む腸内細菌を成長させる。
キタバ島と沖縄の人々が、通常の加齢に伴う多くの病気と無縁でいられるのは、酪酸の増加のおかげで腸内環境が悪化せずにすんでいるからでは?
大腿骨頭壊死症は、大腿骨の先端の丸い部分である「大腿骨頭」の血流が悪くなり、骨壊死(こつえし=血が通わなくなって骨の一部が死んだ状態)が生じる病気です。 骨壊死だけでは痛みは出ず、骨壊死した部分が押しつぶされ陥没することで痛みが生じます。
お笑いタレントの千原ジュニアさんが、自身のYouTubeチャンネルで「特発性大腿骨頭壊死症」にかかり、人工股関節置換手術のため入院していたことを明かしました。
股関節にある大腿骨頭の一部が駄目になってしまう病気です。 ステロイドの大量投与やアルコール多飲などと関係が深いといわれています。 また大腿骨頚部骨折後に生じることもあります。 発症年齢は男性が50代、女性は20代と70代に多いとされます。
https://www.youtube.com/watch?v=W3ju2T61OJI