繁殖引退犬のジャムは、思いの強いコだった。狭い中で人間の言葉を聞いて育った彼女は、日本語をよく理解し、壁の向こうまで見えるような犬(向こう隣のウチはもっと良い餌をあげているとか言ってくるのです)。
メス犬だからなのか、ホームセンターのカートに乗っておやつやオモチャを買ってもらったり、トリミングしてもらうのが大好きだった。強面だが、お嬢様待遇を望む乙女な中身のジャムが、私達はとても愛おしかった。
ハナペチャ犬(フレンチブルドッグ)ゆえに苦労したらしく、トリマーさんもハナペチャ犬好きの人を好んだ。
愛知の動物病院の紫村先生を信頼し、何とか紫村先生に好いてもらいたくて、先生に気に入れるように祈ってくれと、妹のところに思いを飛ばしてきたこともあった。
今飼い始めたばかりのチワワの空(そら)は、儚げで心配している。生きる力も薄いような小さな体つき。生きる気力が湧くように赤い物をと夢に見たりして、オリンピックの赤いタオルまで必要に思えてくる。笑。
レンタル犬でお世話になった2.3キロのトイプードルのイズモ君もホームセンターでも興味を示さなかったが、チワワの空君も全く興味をさない。これは、オスのせいなのだろうか?それとも二匹ともびびりの性格のせいなのだろうか?二匹ともお肉のドッグフードを食べたがる以外は、欲が少ない。
ジャムのように呪いをかける(要求がはっきりしている)ことがないところは素直で性格が良いと、空君もイズモ君も妹から言われている。
母と妹と私の3人と合う犬を探していたところ(月齢のいったメスの小型犬を探していた)、妹が自分が飼ってもいいからこの犬が良いと気に入って、犬にトラウマがあり怖がり母も触ることのできる犬、それがチワワの空でした。あまりにも飼い方がジャムと違い過ぎて、まだ、手探り状態ですが、早く家族になれますように。
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