GOREとにゃんこの桃源郷

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Shadow

2008-10-11 | CDレビュー
 関西版メロディックデスメタルバンドShadowの国内外デビュー盤、その名もバンド名と同じ「Shadow」がこちら。普段メロデスは滅多に聴かない俺だが、これは人々にお勧めしたい一枚である。まず、売りのひとつはこのバンドのボーカルが女性であることだ。さすがに昨今のアンジェラ・ゴッソウには負けるが、メロデスバンドとしては十分過ぎるほどのディストーションボイスで歌い上げている。そして、Children of Bodomなどのメロデスバンドに比べて、ギターの音が若干汚らしい点も、好感触な点として挙げられる。とはいえ、ソロパートに突入すると流麗、耽美的な音色を奏でている。これらは全体的に北欧っぽさが全開でとても心地良い。

 さて、このCDについて書くとなれば、これを言っておかねばなるまい。実はこの「Shadow」、フィンランドのレーベルSpikefarmから発売され、日本へ入ってきたものなのだ。つまり彼らは、関西で結成されつつも海外でデビューしたのだ。北欧で活躍しているのかは俺の知るところではないが、北欧音楽に影響を受けていることは音楽性から存分に伝わってくることだろう。

 とにかくメロデスという枠組みにおいては全体的に激しい曲が多いので、Northerなどで満足出来ない人たちに是非とも推薦したいアルバムである。

Shadow
Tokiko Shimamoto (Vo)
Yuichi Sumimoto (Gt)
Shinichiro Okada (Gt)
Mitsuhiro Enomoto (Dr)
Yoshio Kubo (Bs)


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