Amazing Grace 北の大地での田舎暮らし

大自然の中での田舎暮らし
北の大地で生かされていることに心から感謝し、日々感じたことを綴っています

湖の麓より

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がんばれ日本、がんばれ東北

2011年12月21日 | movie




わたしがこのブログを始めたきっかけは、東日本大震災でした


ブログの投稿を始めたのが8月8日


そう、我が家を、東日本大震災と原発から自主避難して来た家族にボランティアとして開放したのです


我が家に自主避難してきた家族(お母さんと子ども)は7家族と子どもだけの避難2人、合計22名でした


22名が夏休みの40日間を我が家で過ごしたのです


(40日間でなく、短期間の自主避難してきた方々を入れると28名)


40日間、我が家で夏休みを過ごした子どもの一番下は8カ月


1歳と3歳が大半で、一番上がちょっと年齢の離れた中学3年生


夏休みが終わり、帰り際に


「突然のお願いだったのに聞きいれていただけて、滞在させていただけて感謝です」


「わが子が夏休みに日焼け出来たことがなにより嬉しい」


「安心して子どもたちを遊ばせることが出来ました」


「美味しくて安全な食べ物をたくさん食べることが出来て嬉しかったです」


「避難場所である体育館で夏休みを過ごさなければならなかったことを考えると本当になんてお礼を言ったらいいかわかりません」


「自主避難してきたことをいろいろ言う人はいるけど、こうやって同じ意志を持ったお母さんたちと話し合うことが出来た」


「ありがとうございます」


とみんな自分たちの家に戻っていきました


今、彼らの大半の状況は


ご主人だけ自宅に残り、お母さんと子どもたちが放射能の影響の少ない場所に避難しています


お母さんたちのほとんどは、慣れない避難先で、パートで働きながら子育てしています


先日、野田総理は「収束した」とテレビの記者会見で発言していましたが


信じられない発言っていうか、何をもって収束なのか


深く考えさせられています


自衛隊員が日本全国で140,000人いるそうです


そのうちの100,000人の隊員が東日本大震災で地震や津波の行方不明者を捜索したり


瓦礫を撤去したり


物資を運んだり


3月12日から不眠不休で現場で活動しました


自衛隊の方々の多くは


休みになると妻や子どもを連れて個人的にボランティア活動したと聞きました


今日、岩手から1家族が北海道のこの町に向けて出発し、今、トラックで走っています


夏休みに自主避難してきていたなかの1家族です


もう岩手には住めないとお父さんが決断し


おばあちゃんとご夫婦とお子さん2人、5人移住してくるのです


来年の高校受験時には、中学3年生だった子が隣町の農業高校を受験し


合格すれば、こちらに住むことになります


被災地におられる方々


またいまだに避難しておられる方々


大切な家族を失って年末を迎えなければならない方々のことを想うと


心が痛みます


つたない祈りですが捧げたいと思います





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