豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三つれづれ日記

2015年09月05日 08時11分11秒 | 日記
( Vol 1283 ) 日本社会は ご都合主義 になっていないか


日本社会は 全体主義的な雰囲気をもって いろいろな制度 考え方がなされてきた

しかし 1980年代以降 社会経済情勢の変化により 制度に変化が生じてきた

その代表例が 終身雇用制度の崩壊 非正規雇用制度の導入

これは経営立て直しの手段として 取り入れられた・

雇用主側からの思考である

現実をみると どうだろうか


非正規雇用の数は 正規雇用を上回る勢いである


採用条件は 緩和せず 厳しいものとなっている


そうした中で 人材に対する見方は 旧態依然とした見方が横行している


履歴に記されている転職歴から の判断

転職が多ければ その人物への評価は 全体主義という考え方から あまり長続きしないのではないかという 判断をしてしまう


いままでの社会は 終身雇用制において 長く務めることが当たり前 であった


終身雇用制度の廃止 非正規雇用制度を 導入したことで この考え方は 変えなければならない

だが 今日に至っても 長く勤める社員が いい社員という基準判断をもっている


これは矛盾している


西欧諸国における制度は 個人主義をもとにしたものである

全体主義の考え方のある日本が この考え方を導入するということは 個人主義の考え方をも導入することになる

だが 主義は変更していない

変更せずに導入することは 矛盾を生むことになる


転職の自由をどう保障するのか

スキルアップに対する評価をどうするのか


日本社会は 人材を有効に活用するためには スキルアップがしやすい社会にする必要がある



企業の採用における基準判断を 変える必要がある

また 制度も 充実したものにする必要がある

いまの非正規労働者の処遇は 正規労働者に比べて 劣悪な保障環境にある

非正規労働者の賃金 社会保障を 正規労働者と同等の水準にすべきである


日本のこうした矛盾は 是正されなければならない

ご都合主義では 困る


いま 安保法案の改正で 世の中揺れているがあるこれも そのたぐいである





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