Mr.大江のGUITAR TREK

クラシックギターとスタートレックをこよなく愛するミスター大江のブログです。

天満敦子バイオリンリサイタル

2011-11-17 17:17:00 | 感想
昨日は「天満敦子ヴァイオリンリサイタル」に行ってきました。

季節は秋・・肌寒くなった夕刻、照明に色付く街路樹を横目に

車を走らせ中京大学プルニエホールへと急ぎました。


今夜はソロのバイオリン演奏という私には初めてのコンサートです。

構成はバイオリンとピアノという実にシンプルな組み合わせでした。


途中で演奏に飽きるのでは?と思っていましたがとんでもない

「天満さん」の奏でる演奏は飽きるどころかコンサートの最後まで

バイオリンの多彩な音色の世界に心酔。

そして「繊細・荘厳・静寂・情熱・爽快・哀愁・悲哀・喜び・・」

自由自在な感情表現に心底シビレましたね~。


バイオリンが何百年もの間、人々に支持され愛され続ける理由が

今更ながらよく解りました。


演奏曲目は以下です。

<第1部>

1.ロンディーノ :クライスラー
2.トロイメライ :シューマン
3.祈り     :ブロッホ
4.アヴェ・マリア:シューベルト
5.ねむの木の子守唄:山本正美
6.宵待草    :多忠亮
7.ホーム・スイート・ホーム :ビショップ
8.序奏とロンドカプリチオーソ:サンサーンス

<第2部>

9.ヴァイオリン・ソナタ第4番:ヘンデル
  第1~4楽章
10.シチリアーニ :フォーレ
11.夢の後に   :フォーレ
12.望郷のバラード:ポルムベスク
13.ジュピター  :ホルスト

<アンコール>

1.見上げてごらん夜の星を:いずみたく

2.チャルダッシュ:モンティ


アンコールの「見上げて・・」はピアノ伴奏も無く

舞台の中央にたった一人で「天満さん」が立ち

メロディのみを演奏されました。


それは和音も何も無い単旋律ですが「心を込めて弾きます」と言われた通り

ゆったりと静かに・・心にジーンと染み入る素晴らしい演奏でした。


アンコール最後は対照的に「チャルダッシュ」

情熱溢れる見事な歌い回しとスリリングな演奏に

思わず聴衆の体も揺れるような盛り上がりの中でフィニッシュ!

場内のいたる所でスタンディングオベーション!


「音楽は本当に素晴らしい!」


感動の拍手の中でコンサートも終了しました。



開演前より一段と冷え込んだ街を家路へと向うハンドルを切りながら

「12月クラブ発表会」での演奏のために今編曲中の「見上げて・・」を

もっともっと心を込めて再考したいなあと思いました。