去年は全く見なかった気がしたので、今年は1度だけ夜の部の演舞を見に行きました。鏡は熱狂的ファンが多く、これだけ見ればいいと思っている方も沢山いらっしゃるようです。「私、ここに住みたいの。でも仕事がないから」という女性の声が深夜部隊が留守の公民館の広場から聞えてきました。又「ここが一番綺麗なんだよ」と連れの女性に話し掛けている男性の声も聞えてきます(笑)もちろんしっとりとした雰囲気のある男女の踊りですので、確かに良いのですが、鏡の場合、そのシチュエーションの良さからマスコミに登場する機会が最も多く、もう見る前から幻想を抱いてくる観光客が多いのも特徴で、場所取りがひどいことになっています。と、こんなことを書くと、鏡はそうでもないのかと言っているかのようですが、決してそんな事はなく、胡弓の長谷川さんや橘さん、三味線の古川さんなど沢山の名手がおり、踊りも前述のようにはっきりとした特徴がありすばらしい事も事実です。ただ評判だけで、あるいは鏡だけ見て、ここが一番だと決めつけている自己満足型の観光客が大変多いことも事実です。(もちろん全部を見てここがいいと通っている方も沢山いらっしゃいますが)
次に有名なところは諏訪町です。こちらも超人気ですが、観光客が多すぎ、踊りを見るよりも人を見に行くようなものです。ですので今年はついに諏訪町へは踊りの期間中一歩も足を踏み入れませんでした(笑)上新町、西町などが、1日の午前0時に行ったときにはすでに雪洞に明かりが灯り、町を優しく照らしており、そこで、まだ人のいないうちに、雪洞と美しい諏訪町の写真を撮ろうと通りに出ると、まだ真っ暗で、最終日(四日)の朝、これまた誰もいなくなった諏訪町通りを撮ろうと出かけると、すでに雪洞の片付けが始り車も沢山停っていました。どうも諏訪町とは相性が悪いです(笑)