風の盆ネタの途中ですが、今日は品川のキャノンギャラリーSで開催されている、榎並悦子写真展 「おわら風の盆 宙ヲ舞う風の旋律」を見に行きました。キャノンギャラリーは品川駅港南口から5分程スカイロードを歩きそのまま中に入ることができる場所にありますが、実は品川駅に入ったのはほぼ10年振りで、その頃はまだ旧品川駅操車場跡地の再開発の途中で、余りの様変わりに驚きました。ついでに品川駅にも新幹線乗り場があり、山の手線から港南口に向かうのに、ちょっと迷いました。品川駅迷路は慣れた人でないと迷います(笑)
写真展の入口には記帳するところに、受付嬢がおり、榎並さんのおわらと他の写真集も販売しています。中は暗い通路の左右にパネルが飾られ、途中スライドがあり、おわらの雰囲気が十分にありました。暗い通路を抜けると、やや明るいフロアーの4面に大小(かなりおおきい)の写真。鏡町、諏訪町、下新町、上新町、天満町、八尾の景色。などなどがあり流石プロの写真だと思いましたが、実はそういった技術的・芸術的な事よりも、知っている人の写真あるかな?という極めてミーハー的な鑑賞態度になってしまいます(笑)明るいフロアーには椅子が二つおいてあり、そこに座っていると、おわらの演奏がBGMで流れてきます。ふとこれは、大西さんの三味線だなと思いながら、前にあるパネルを見ると、今は引退した(最近)踊り子が現役の時の揃いの衣装で映っている写真があり、ちょっと感動しました。1点1点見ながら、4週ほどしました。とてもいい企画で写真も見ごたえがあり、まだ見ていない方は是非どうぞ。9月25日まで開催しています。(10:00~17:00 日・祭日休館)入場無料。 榎並さんは1日の夜、西町から今町付近で見かけましたが、思わず同じ構図で自分も写してみました。
キャノンギャラリーの後は、新橋で電車を降りて京橋まで歩き、胸の振り子さんが出展している写真展を見に行きました。フィルムサイズが8×11(インチ)という巨大なジャバラ式カメラで撮影した東京をテーマにした作品展で、6名の方が各自の視点と意匠で出されています。一人として同じ傾向の写真はなく、大変興味深く見ることが出来ました。来年は是非おわらの写真も撮ってもらいたいと思いました。田中長徳さんも途中でお見えになりましたが、見本展示されているニューヨークのツインタワーの写真は空気の存在感と構図の巧みさが光っていました。