広島県竹原市にある大久野島は、かつては「毒ガスの島」でしたが、観光客誘致のために外来種のウサギを放し飼いするようになり(もともと毒ガスで生態系が破壊されていたので無問題)、最近は「ウサギの島」として世界的に有名になりました。
インバウンド需要の増大により、古くからの竹原市忠海港からの航路だけでは需要に応えられなくなったため、新たに2つの航路が誕生しました。
1.三原市からの航路・・・2017年4月29日運航開始、土日祝に運航
https://habushosen.jp/archives/2846
https://habushosen.jp/timetable/timetable08
2.竹原港(忠海港よりも竹原市の中心に近い)からの航路・・・2019年12月14日運航開始、火曜と水曜以外の毎日運航
https://www.takeharakankou.jp/feature/usaginoomomide/usaginoomoide
ただ、2020年春以降はインバウンド需要が消滅し、日本人観光客も大きく減りました。これにより「ウサギが観光客からエサをもらえなくなって飢えている」なんて風評があったくらいです(もちろん、そこまでは追い込まれていませんが)。
これにより両航路とも複数回にわたり全便運休を余儀なくされ、2.の航路については土日祝のみ運航・減便の措置を取ったものの採算性は上向かず、ついに「12月27日から当面運休」が決定されました。そして、最終日だったはずの12月26日も強風・荒天のため終日運休でした。
ちなみに、中国JRバスがこの航路を利用して「安芸の小京都・竹原」と大久野島の両方を巡る定期観光バスを毎週土曜日に運行していましたが、
http://www.chugoku-jrbus.co.jp/teikan/takehara_ohkunoshima/
肝心の航路が運休してしまったため、2022年1月からの運行はありません。
なお、現在の大久野島へのアクセスは、以下のページの通りです。