12月24日から、徳島阿波おどり空港と淡路島を結ぶ高速バスの実証実験が開始されました。
https://www.knt.co.jp/ec/2022/minamiawaji_t/
https://news.yahoo.co.jp/articles/02c842ada3c1b2ec60490951930b3385be1b161a
期間は2022年2月28日までの毎日で、1日5往復します。淡路島行の便は、徳島阿波おどり空港着の航空便のうち5便にうまく接続します。
淡路島内のバス停は、大鳴門橋に近い「淡路島南IC」と南あわじ市の中央部にある「陸の港西淡」の2か所で、
徳島阿波おどり空港~淡路島南IC間=所要時間26分、運賃880円
徳島阿波おどり空港~陸の港西淡間=所要時間41分、運賃1100円
となっており、各種電子マネー(WAON・nanaco・10種の全国相互利用対象交通系ICカード)やペイペイなどQRコード決済、それにクレジットカードにも対応しています。
そして、メインの運行目的は、「首都圏からの観光客の誘致」です。
神戸と南あわじ市の間には多数の高速バスが運行され便利ですが、新幹線新神戸駅に発着する便は少なく、乗り換えが面倒です。一方、淡路島の南部ということで神戸空港よりも徳島空港のほうが近く、地元と近畿日本ツーリストが協力する形で実証実験に踏み切ったようですね。
そして、陸の港西淡からは、市内の観光地(コアラが沢山いるイングランドの丘、慶野松原、かつて某テレビ番組のおかげで知名度が高くなった沼島<ぬしま>への連絡船が発着する港など)を結ぶ観光ルートバスが2路線計17便運行されます。1乗車300円で、こちらは1月10日まで毎日運行・以降は2月末まで土日祝(除く2/23)のみ運行です。
高速バスと観光ルートバスを運行するのは、市内に本社をおき、神戸三宮との間の高速バスや市内のコミュニティバスを運行する「みなと観光バス」です。
ちなみに、兵庫県内にはもう1つ「みなと観光バス」という社名のバス会社があります。こちらは神戸市内の人工島・六甲アイランドに本社をおき、市内でいくつかのバス路線を運行しており、三宮では両社の路線バスが顔を合わせることもあります。実は、最初に紹介した近ツーのサイトの「ご予約の場合は、みなと観光バス(株)HPにて」のリンク先が間違って同社の公式サイトになっています(12/26現在)・・・