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阪神尼崎駅前広場の役割を果たす公園、リニューアルのため西半分が2025/3まで封鎖中

阪神尼崎駅の北側にはそこそこの広さのある都市公園「中央公園」が高度成長期に整備されており、事実上の駅前広場としての機能を果たしています。公園東側3分の1は「地上はバスターミナル・屋上が公園」という立体公園(人工地盤)になっています。

https://amagasaki-area.jp/facility02/

しかし、時代とともに都市公園の役割は変わってきており、民間活力の導入により魅力を高めるべくリニューアルを行うこととなりました。関西で初めての「都市公園リノベーション協定制度を活用した公園整備」で、飲食店等の設置などによる利便性・滞留性の向上や、様々なイベントにも利用可能な交流空間の形成などを図ります。阪神電鉄および阪急阪神不動産がそのプロジェクトに参加することとなり、2023/3/31付で協定を締結し、2023年度いっぱいで計画を練った上で、2024年度に工事を行い2025年3月ごろに完成の段取りとなっています。

https://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20230405_ensen_amagasaki.pdf

そして、2024/5/7からリニューアル工事に着手しました。以下はその前日の様子です。公園の真ん中にある石碑には「尼崎に緑と青空を」と刻まれており、高度成長期に発生した公害問題を後世に伝えています。

ただ、リニューアル工事中の公園がどうなっているのか(どの部分が封鎖され、それに伴いどのように迂回することが必要かなど)については、尼崎市公式サイト内でそれらしき情報を見つけることができず、それどころかネット全体を探しても全貌が分かる情報がなさそうですので、今般こちらで公開することとします。

2024/6/29時点の様子です。

駅北側にどっかとそびえているシンボリックな噴水は、工事用の囲いの向こうになり近づけなくなりました。もっとも、上記リリース文にある完成予想図でも現在と同じ場所にそびえており、撤去はされませんのでご安心を・・・

2024/5/27に工事範囲を封鎖し、それ以降周囲に順次仮囲いを設置したようです。さらに、観光案内所の南側にも2024/6/19に新たに仮囲いが追加されています。

追加された仮囲い。神戸市内ではすっかりおなじみになっている「うわさプロジェクト」<きっかけはこちら>が尼崎にも進出しました。本件については尼崎市からリリース文が出ています。

https://www.city.amagasaki.hyogo.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/038/205/240529-03.pdf

背後に見えるのが人工地盤(1階はバスターミナル)です。

他の面にもこれから広がっていくのでしょうか? 仮囲いの中は完全に工事現場になっています。

駅とアーケード商店街を一直線に結んでいた通路も封鎖の対象となり、南側への迂回を余儀なくされています。

以前の通路はもはや跡形もありません。上記リリース文にある完成予想図によれば、以前木立のあった左側(北側)に飲食店などが入る店舗ができ、右側(南側)に広場や休憩施設が整備されるようです。

公園の北西側と駅を一直線に結ぶ通路も封鎖され、駅から交番に向かうには大回りが必要となりました。リニューアル後も交番は現在のまま残り、通路は復活します。

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