2024/3/15付ブログ記事「続:福井県のバスにICカードで乗ると運賃半額(2024/3/16~31、4・5月の土日祝)」の続報です。
2024/4/13に敦賀市内および隣の美浜町内の路線バスにICカードで乗車しましたが、運賃半額の対象(つまり敦賀市内相互間であれば100円になる)は「敦賀市コミュニティバス」「福井鉄道の路線バス」のみで、ぐるっと敦賀周遊バスはICカード割引の対象外でした。
行程は以下の通りです。
敦賀駅東西連絡バス(無料)に乗車→敦賀駅から丘の上の温泉施設「リラ・ポート」まで往復(往路はぐるっと敦賀周遊バス、復路は敦賀市コミュニティバスの温泉線<敦賀海陸運輸担当>)→駅近くで昼食→福井鉄道バスの菅浜線で終点の白木まで乗車→白木から北田口(美浜町内)まで乗車→福井鉄道バスの若狭線で終点の美浜駅前まで乗車
ぐるっと敦賀周遊バスは運賃均一なので、ICカード処理機は降車用の黄色のものしか取り付けられていません。敦賀市コミュニティバス用の車両も同様でした。
リラ・ポートバス停に停車中のぐるっと敦賀周遊バス。
ぐるっと敦賀周遊バスのバス停(左側)と敦賀市コミュニティバスのバス停(右側)の上部は、いずれも銀河鉄道999をモチーフにしていますがデザインは異なります。
帰路に乗車した敦賀市コミュニティバス。高台の住宅地や病院に寄り道するので所要時間は往路の倍以上かかりました。
最終的に、ICカードの利用履歴は以下のようになりました。
10行目の「敦賀観」がぐるっと敦賀周遊バスですが、引き落とし額は現金乗車のときと同様の200円です。
11行目の「敦賀運」がリラ・ポートからの帰路ですが、引き落とし額は現金乗車のときの半額の100円です。
12行目の「福井バ」が白木までの福井鉄道バス菅浜線ですが、乗継割引が自動適用されて引き落とし額はゼロ円です。敦賀市コミュニティバスに現金で乗車する場合は乗継券発行により2乗車目が無料になりますが(敦賀市コミュニティバス公式サイトの運賃表による)、ICカードで乗車した場合は福井鉄道バスをも乗継割引の対象にするようにシステムが組まれているようです。
13行目の「福井バ」が北田口から美浜駅前まで乗車した福井鉄道バス若狭線で、所定の390円が半額<端数切り上げ>の200円になっています・・・白木→北田口間は別の交通系ICカードで乗車
確かに、キャンペーンチラシには「ぐるっと敦賀周遊バスが半額割引の対象である」ことはどこにも書かれていませんが、「対象外である」とも書かれていませんね・・・ もっとも、ICカード乗車の場合半額になる旨の告知はいずれのバスの車内でもバス停でも全く見かけなかったので、利用者側が「これは変」と思う以前の問題ですが(笑)
<4/26追記>
敦賀市コミュニティバスの公式サイトには、2024/4/18になってようやく「バス運賃半額キャンペーン(交通系ICカード利用限定)」の情報が掲載されました。
https://www.city.tsuruga.lg.jp/communitybus/campaign.html
敦賀駅東西連絡バス(2024/4/11付ブログ記事参照)といい、敦賀市役所として「インターネットで最新情報をいち早く発信する」ということの重要性を認識していないのか、それとも認識はしているもののの対応可能な要員が(外注も含め)枯渇しているのか、実態はどうなんでしょうね?
さて、このページを見ると、「ぐるっと敦賀周遊バス」もキャンペーンの対象に含まれています。つまり、当該バス車両のICカード機器の設定を半額対応にするのを、少なくとも2024/4/13の午前時点では忘れていたのかも。
ちなみに京福バスも2024/4/14に同様のことをやらかし(永平寺ライナーの半額対応設定もれ)、こちらは地元を中心にメディアで大々的に報道されました。こちらのポイントは、「福井駅でも大々的に半額キャンペーンを告知していたこと」「設定ミスによる過剰収受額が370円と大きいこと」「対象件数が81件と多いこと」「乗車するのは交通系ICカードがデフォルトな首都圏の観光客中心であること」あたりでしょうね。