関連ブログ記事・・・2021/5/31付「東九州自動車道の志布志~鹿屋串良間が7/27開通」
東九州自動車道は最終的には北九州市と鹿児島県姶良市を大分・宮崎・志布志経由で結ぶ計画となっていますが、2022年秋時点では宮崎市~日南市~志布志市の区間の大半が未開通になっています。
日南市以北は、2021年GW前に九州地方整備局から発表された「防災・減災、国土強靱化に向けた道路の5か年対策プログラム」(2021/5/2付ブログ記事参照)にあるとおり、「芳ノ元トンネル周辺の地すべり対策が順調に進捗した場合」という条件付きですが2022年度内に開通予定です。
http://www.qsr.mlit.go.jp/site_files/file/n-kisyahappyou/r3/21042702.pdf
一方、日南市~志布志市間は高規格幹線道路「日南・志布志道路」として計画されているものの、中間部の山越え区間(県境ではなく、日南市と串間市の境界部)は未だに具体的な計画はなく、ミッシングリンク状態は当面続きそうです。
http://www.qsr.mlit.go.jp/miyazaki/douro/higashikyushu/douro_220/
一方、その両側の区間は、事業に着手済です。
2016年に日南東郷IC~油津IC間(日南市内)3.2kmと夏井IC~ 志布志IC(志布志市内)3.7kmがまず事業化され、2022年秋現在では用地買収などが進められています。
次いで、2019年に油津IC~南郷IC間(日南市内)6.4kmと奈留IC(串間市北部)~串間IC~夏井IC間14.1kmが「油津・夏井道路」という別の名称で事業化されました。こちらについては、いずれも10月末までに着工式が執り行われます。
http://www.qsr.mlit.go.jp/miyazaki/newstopics_files/20220909/220909.pdf (宮崎県内区間=宮崎河川国道事務所担当)
http://www.qsr.mlit.go.jp/osumi/files/Topic/1013/pdf/2022.09.09aburatunatuityakkousiki.pdf(鹿児島県内区間=大隅河川国道事務所担当)
https://news.yahoo.co.jp/articles/d48d9dba0a5e017cbb0df100d43c5e82a46ef535 (鹿児島県内区間の着工式を報じる地元新聞の記事)
いずれも、現時点では完成予定は未定です。
なお、大隅河川国道事務所のサイトには、2022/10/18付で、東九州自動車道の志布志IC~末吉財部ICの全通1年後の経済効果に関する発表がなされています。
http://www.qsr.mlit.go.jp/osumi/files/Topic/1038/pdf/1018chousa2.pdf
都城志布志道路(2021/3/29付ブログ記事参照)同様、畜産業への寄与が最も大きいようです。