玉陽庵 算命学ブログ

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生年天中殺 - その1

2015年03月01日 | 算命学 あれこれ
昨日までは「生月天中殺」のお話をしましたので、今度は「生年天中殺」のお話を(^^)

まず、例としてフィギュアスケートの羽生結弦選手を見てみましょう。


  丁 丙 甲
戌 卯 子 戌 
亥 

彼は「戌亥天中殺」ですが、生まれ年が「戌年」なので、「生年天中殺」です。

この年柱(甲戌)は「両親」を表す場所でもあるので、現象としては「本人の意思が両親に通じにくい」という事が起きてきます。
「生年天中殺」をお持ちの方はお分かりになると思いますが、ご両親に対し、非常にフラストレーションが溜まります。
しかも、このフラストレーションは一方的で、そのことをご両親は何とも思っていないのです。
(この事がさらにご本人のフラストレーションになるという、悪循環も起こします)

この現象は成長と共にますます激しくなり、両親の人間性、思考方法、行動などあらゆる面が理解できなくなっていきます。
なので、「生年天中殺」をお持ちの方は早くから両親の元を離れる方が多いですし、その方が自然です。

このように自然と早くから親元を離れたような場合、「生年天中殺」の方の人生は陽転します。
具体的にどういう事かと言いますと、行動力が人一倍になり、結果的に実力以上の行動をするのです。

震災などの影響で早くから親元を離れた羽生結弦選手の人生がきちんと陽転しているのは、ここで言うまでもないでしょう。


逆に、もしも成人してもいつまでも両親と同居などしている場合、その方の人生は「陰転」していると思われますので、開運の為にも両親の元を離れることをお勧めします。
また、「生年天中殺」の「陰転」の影響は長引きますので、このようなお子さんをお持ちのご両親はできるだけ早く手元から離すようにしてあげて下さいね。

さらに言うと、社会に出るとき、また出た後、その子に手を貸してはいけません。
両親のコネで就職するなどはもっての外。

本来、社会に出たときに両親の力量を借りられないのが自然な「生年天中殺」。
ただ、ここでの苦労や試練は人間的な成長につながり、後年、運を伸ばしてくれるのです。

この場面でご両親が手を出すことは、その子の運を潰すこと。

「生年天中殺」の方は、まさに「若いうちの苦労は買ってでもせよ」ということわざ通りの人生。
実際にご両親のお力を借りられなかった方も、決してご両親を恨んではいけません。
その事は、ご自分の運の強さの証明ともなるからです。


さて、羽生結弦選手は基本的に「天胡星」で身弱の方ですので、親元を離れているとはいえ、ご両親やお姉さまとの縁はそれほど薄くはないと思います。

これが身強の方になると、事情が変わってくるのです。


少し長くなりましたので、この続きはまた明日(^^)




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