玉陽庵 算命学ブログ

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成功運について - その2

2015年03月23日 | 算命学 あれこれ
昨日に続いて、福山雅治さんの成功運について(^^)

本日は、陽占を見ていきたいと思います。


    牽牛星 天恍星

石門星 車騎星 玉堂星

天将星 禄存星 天胡星


実を言うと、福山さんに非常に似た陽占を、一度このブログでも取り上げています。
それが、フィギュアスケートの羽生結弦選手。
中央に車騎星、他に石門星、禄存星、玉堂星を持ち、十二大従星に天胡星があるところまで、良く似ています。

お二人の共通点は、まずは人を惹きつけるカリスマ性。
さらに、非常に美意識が高く、感受性、直観力に優れた芸術性をお持ちです。
また、合理性、分析力に優れているので、状況判断も冷静で的確。
そして、心根は男らしく、竹を割ったようにさっぱりしているので、とても爽やかな印象がありますね。
どこか一途なところも、人を惹きつけると思います。

それでは、福山さんの星をさらに詳しく見てみましょう。

彼は、芸能人らしく、フェロモン星である「天恍星」をお持ちですね。
非常に明るく華やかに振る舞いますが、どこか寂しさのような影があり、その「明中の暗」は人を惹きつけます。
また、これも故郷を飛び出して吉の星。

さらに、自己の本質の場所に「天将星」をお持ちです。
昨日お話した通り、甘やかされたり、平凡な環境で育っていないという事は、この天将星を輝かせるのには非常に有利。
大将の器ですから、陽転すれば多くの人の上に立つことが可能です。

福山さんのコンサートなどは観客動員数も並ではありませんから、多くの人をまとめ上げる必要があると思います。
このような場合に、彼の「天将星」は上に立つ者として、非常に生きるのです。

さらに、目下=禄存星からご本人=車騎星が応援される形ですから、かなりスタッフには恵まれているはず。

社会、すなわち観客やファンの方(=玉堂星)には、「そこまでやらなくても・・・」と周囲が冷や冷やするほどのサービス精神を発揮します。
実利を追求する世界ならば不利な形ですが、サービス精神が人気につながるこの世界では、むしろ有利でしょう。

目上(=牽牛星)に対しては対等意識があるので、人によっては非常に生意気に見えます。
もしかすると、若い頃は少しこの点でご苦労されたかもしれません。

ただ、車騎星の方は基本的に折り目正しく、「この人の為ならば」と思った相手にはとことん尽くす部分があります。
目上に対してこのような部分が発揮されていれば、非常に可愛がられますし、引き立てを受けると思います。

陽占の中で唯一残念な部分が、家庭運。
「家庭」というものへ理想が高く、自分をさらけ出してリラックスすることができない為、自分にとっても、配偶者にとっても、安息の場所ではなくなってしまうのです。

ただ、彼は「乱命局」をお持ちの方。
この局があると、家庭運、プライベート運が仕事運とシーソーゲームをすることに。
つまり、家庭運、プライベート運を犠牲にすればするほど、仕事運は上がるのです。

彼が早くから家庭の安息を求めて結婚していれば、ここまでの成功はなかったかもしれません。


さて、ここまで見てきた彼の十大主星は木性(石門)、土性(禄存)、金性(車騎・牽牛)、水性(玉堂)と、五行のうち四行が揃っていますね。

ここで忘れてはいけないのが、大運の初旬に廻る星。
以前、この初旬に廻る十大主星は、陽占全体の周りをぐるぐると廻る、重要な星だとお話したと思います。
福山さんの場合、この星が「調舒星」、すなわち火性です。
調舒星は芸術方面には欠かせない星ですし、火性が加わったことで、彼は「五行揃い」となります。
しかも、陰占も「五行揃い」なのです。

実は、「五行揃い」は、どんなに大きな現象が出る「入格者」よりも、神様の視点から見れば「上格」。
偏りが無いので安定していますし、何より安全。
運が上がるときは安定して上がるでしょうし、何より、大崩れをしません。
この点も、彼の強運を支える重要なポイントだと思います。

一昨日お話した行動領域も、福山さんは三領域で位相法は無し。
この場合は、日干で活かしやすさを見ますが、もっとも三領域に有利なのは「壬・癸」で、ここでも強運。

また、ご本人のエネルギーが143と、天将星の方にしてはかなり低いレベルになっています。
コンサート活動などは精力的にされていますが、ドラマなどは手あたり次第出る・・・というイメージではありませんね。
領域の狭さを見ても本来はマルチ型ではないので、体力面の問題からも、俳優業の方はかなり仕事を選んでいらっしゃるのではないでしょうか?

ただ、その選んで出たドラマや映画が悉くヒットするのは、すごい事だと思います。
行動領域がアンテナのように尖った方は、直感が非常に鋭いというお話をしたことがあると思います。
福山さんも、正にこの形。
また、元々直感が鋭い「天胡星」が生月天中殺の影響を受けていて、その繊細さ、直観力の鋭さに磨きがかかる場合があります。
おそらく、彼はかなり直感が鋭く、色々な事を見抜く力が人並み外れている可能性が高いです。
しかもこの「天胡星」は、病人の星。
体力自慢の人にはしっくり来ない星ですから、福山さんのエネルギー不足は、実はさらにこの星を輝かせる要因にもなっていると思います。


このように見ていくと、一見特徴的な「成功運」が無くても、強運な要素がここまで揃うと大きな成功運を形成するのだとお分かりいただけたと思います。

また、どんな強運に恵まれていても、何の苦労もなく、何の犠牲も払わずに成功などできないことも、お分かり頂けたのではないでしょうか?
福山さんが幼い頃にした苦労、犠牲にしてきたプライベート、そして、おそらくはかなり限界までしてきているエネルギーの消耗は、私たちの想像の及ぶものではないと思います。

成功を望む方は、このように強運な方を羨むかもしれません。
沢山の努力をしてきてなお、「成功」に届かない場合は、悔しい思いもされるでしょう。
ただ、成功したいと思うなら、努力するのは当然の事。
その上、さらに大きな犠牲を払う覚悟があるか、必ず自問してください。

どれほど強運な人でも、何もかもを手に入れることはできません。
大きな成功には、それに伴う苦労も、犠牲も大きいことを、どうぞお忘れなく。





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