イヌとは関係無いが、ふと頭を過ぎった。
何処の中学高校にも少なからず
イジメ要素は存在する、と誰かが言った。
。。。しかし全く無い、と言い切れる所もあるのだ、と。
今はどうなのか、定かではないも---
家の都合にて、中学1年の途中~2年までのみ
山口県下関市に在る、梅光学院中学へ一時転校。
この学校がまるで天国の様だった。
月曜が休み。。。日曜日は決まった近隣教会へ集う為。。。
当時の校長が姿の見える神様の様な存在だった。。。
50代は優に超えてみえたろうか。
担任も現国受け持ち、優しい若い女の教諭、
宗教の教諭も早口だが素敵な初老の先生、社会全般教諭も、
地理の男勝り教諭も。。。英語担当も。。。
誰も彼も素晴らしい教育者。
皆、大好きで堪らなかった。
教諭同士も和気藹々として居たのだろう。
クラスの友人達も、皆仲が良かった様に思う。
同クラス内にてイジメ、仲間ハズレ等が勃発して居れば
恐らく幾ら鈍くとも、気付かないワケはなかろう。
イジメ、仲間ハズレ等。。。皆無だった。
定期試験の際には、生徒を信頼し
試験官は置いていなかった。
1年で山口県から東京に戻る事となったが
暫くの間、校長自らそしてクラスの友人等と
手紙のやり取りが続いた。
天国の様な中学、今はどうなって居るのだろう。
特にイジメに付き、話し合いが持たれる事も無く
;尤もその必要性も無かったのだろうが;
何も考えず、素直で純真な友人等に囲まれて居た。
今、この年になり思う。。。
一体何が相違するのだろう、と。
家庭環境--親の教育--育ち--学校の雰囲気。。。一体何が有ると
イジメが発生し、何が無ければイジメは
皆無なのだろうか。
優越を味わいたいが為の、他者の蹴落としが
子供とは限らず、大人のイジメにも共通するのであれば
梅光の学生達は、多感な時期にも拘らず
自己アイデンティティを既に、きちんと確立して居たのか?
別に躍起になり、キコエナイ大声で自分の存在をアピールしなくとも
家族や、周りから存在価値を認められ、愛されて居る、
といった実感、安堵感の中生きて居られた故なのか。
本当に素晴らしい学校だった。
「イジメはいけません」等と言わずも
存在しない所には存在しないのかも知れない。。。
イジメ、体罰等がマスメディアを騒がせる昨今、
ふと。。。思い出した、梅光学院中学。。。