新型コロナウィルスが猛威をふるっていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
濃厚汚染地帯?の新宿で働く身として、慎重にしかし精力的に活動をしています。
その第一は、電気の小売です。
おかげさまで、電気の販売量はコロナウィルスでは減りません。
でも、じっとしているとお客様は増えません。
というわけで、埼玉県日高市高麗(こま)のまちつくりカフェにお邪魔してきました。
その様子を主催者の一人、松尾 . . . 本文を読む
再生可能エネルギー主力電源化制度改革小委員会
中間取りまとめに対する意見
日本の再生可能エネルギー(以下「再エネ」とする。)比率は全電気の17%程度である。ドイツ、イタリア、スペインでは現時点で40%を超え、ポルトガルやデンマークでは50%を超えているが、これに比べ日本の普及比率は低く、普及策の成果が十分出ているとはいえない。日本の普及策は主にFIT制度だが、太陽光発電が4倍以上になった他は、 . . . 本文を読む
あけましておめでとうございます。
まずは、多くの皆様のご支援で、2020年を迎えられましたことを感謝したいと思います。
2011年の東日本大震災・福島原発事故以降、私の人生は大変忙しくなり、いろいろな仕事がはじまりました。2011年から2013年まで取り組んだ被災地支援の「つながりぬくもりプロジェクト」、エネルギー政策をかえようと2011年から今も続く「eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を考 . . . 本文を読む
地球温暖化防止の切り札、再生可能エネルギー。その普及拡大に、福島原発事故以前から取り組んできた市民の全国ネットワークの集まりです。地域エネルギーによる発電事業の作り方、お金の集め方、運営の仕方、最近の電力業界事情、政府のエネルギー政策、そして昨今の巨大再生可能エネルギー事業による環境破壊問題まで、広くいろいろな問題を考えるための「場」です。今年は11月1日から2日に、岡山市の「オルガホール」で開催。お近くの方、地域エネルギー事業について興味のある方、再生可能エネルギーを広めたい方、いろんな方のご参加をお待ちしています。
(タイトル写真は、東京工業大学の実験的取り組み、壁面ソーラーです。岡山ではありません。東急大井町線に乗ると見えます。これも立派な地域エネルギー。) . . . 本文を読む
反原発新聞に連載した「電力システム改革と新市場問題」(3回連続)を、まとめて多少の編集を加えてここに発表します。「電力新市場」ってなんだろう?と思っていらした皆さん、ぜひご活用ください。
1、電力システム改革とはなにか
1)2016年の電力全面自由化
これまで長く、電気は「電力会社」から供給されるものでした。この「電力会社」とは、発電も送電も小売もすべて1社で行なう会社のことです。しかし三つ . . . 本文を読む
久しぶりのブログで、しかも久しぶりの選挙ネタで書いてみました。
我が国は、いま参議院選挙の真っ最中です。しかし、テレビやラジオからはほとんどその状況が流れてきません。申しわけ程度に、各党党首の発言みたいなのがニュースで流れてきましたが、国政を決める選挙をやっているにしては情報が少なすぎます。これで投票率が低くなるのは、当然だと思います。
じつは憲法改正選挙だった
では、今度の参議院選挙には見る . . . 本文を読む
突然ですが「容量市場」をご存知でしょうか。電力自由化に伴う「新市場」として設置され、2020年に運用が開始されます。調整電源としての天然ガス火力のサポートのように報道されていましたが、実態は原発や石炭火力など、老朽発電所を延命させる、とんでもない仕組みであることがわかってきました。その実態を理解していただくため、まず電力自由化の経緯からお話しします。
2016年に電力全面自由化がスタートして3年が . . . 本文を読む
2018年がもうすぐ終わろうとしている。平成という時代の最後の大晦日らしい。メディアでは平成という年号を冠した天皇の現在までの足取りを盛んに報道している。その取り上げ方を、一括りで示すなら「平和」である。「平和」が危うくなっている時代背景の中で、必死で平和を守ろうとしてきた天皇、そしてその天皇の時代が終わる。いったいこの先どうなるのだろうという不安感がそこには同居している。
原発の終わりを告げた . . . 本文を読む
さて、また久々の投稿である。
原子力損害賠償制度の見直しに関する検討会が終わり、その結果についてパブリックコメントの募集が行われている。9月10日が締め切りである。あまり注目されていないが、実は原子力の今後を決める最重要な要素をはらんでいる。ぜひ、このブログを参考にしていただき、皆さんのご意見を日本の政治に反映させてほしい。
原子力損害賠償制度の見直しに関するパブリックコメント
http://s . . . 本文を読む
今日も時間がないですが、昨日お約束の「再生可能エネルギー賦課金は国民負担か」という問題について書来ます。
冒頭の図の右側が、エネルギーミックスの2030年電源比率をもとにした、2030年の再エネ賦課金負担額と2012年からの国民総負担額を形にしたものです。
2012年にFIT制度がはじまり、再生可能エネルギーの電気を、普通の電気より高く買い取るようになりました。
買い取るのは、電力会社ですが、普通 . . . 本文を読む