竹村英明の「あきらめない!」

人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。

あけましておめでとうございます。

2014年01月01日 | 原発
みなさま、あけましておめでとうございます。


本年もよろしくお願いいたします。
忙しくなると、なかなか発信できない私ですが、今年は頑張ってもう少し発信できるよう頑張る所存です。

いま私の仕事は大きく3つに分かれます。
一つはお金を稼ぐ本業で、エナジーグリーン株式会社のお仕事。
ここでは、グリーン電力証書の販売と地域エネルギー事業の開発支援の二つが大きな仕事です。
あえてもう一つ加えると、3年後の電力全面自由化を視野に、自然エネルギーの電気も売る会社になるための準備を開始しています。
ただし、あちこちの講演会で私自身が話していますように、これにはたくさんの障害があります。
それを乗り越えるためには、いろんな人たちと連携した「市民運動」も大切で、いわばそれも仕事ということです。
この部分でサポートしようと思われる方は、ぜひ個人的グリーン電力証書「えねぱそ」を使ってください。
http://www.ene-paso.net

もう一つの仕事は、原子力市民委員会が大きな部分を占めています。
昨年4月にスタートした脱原発に立脚する専門家、技術者、弁護士、市民運動家などで構成する委員会です。
部会の委員やアドバイザーを含めると60人の大所帯です。
私は第3部会と公論形成チームのメンバーとなっています。
第3部会は「脱原発のロードマップ」を作成するための部会で、これまでやってきた「eシフト(新しいエネルギー政策を実現する会)」でのオルタナティブな脱原発政策づくりの延長線上にあると思っています。メンバーにもeシフトメンバーが多く入っています。
公論形成チームはと言うと、平たく言えば「広報」ですが、ただ専門家たちの難しい言葉を普通の人に伝わることばにするには、どうしたら良いのか、どういう仕掛けが必要なのかという、不可能を可能にすることを考えるチームです。
原子力市民委員会は、今年4月に「脱原発政策大綱」をまとめることになっていますが、その「中間報告」が10月に出され、いま各地で意見交換会を開催している最中です。
直近では1月11日(土)大阪にて意見交換会が開催されます。
というような準備と、報告書全体を読みながら、どうまとめるべきかを考えることが仕事です。
大阪のイベントはこちらです。
http://www.ccnejapan.com/documents/20140111_CCNE_osaka.pdf

そしてもう一つ、「緑茶会」という仕事があります。
これは「脱原発総選挙政治連盟」、昨年立ち上げた、市民の政治活動のための政治団体です。
政党政治が事実上崩壊している日本のなかで、市民の政治的な実力も育ってきていないため、票の分散と棄権によって「世界もびっくりの偏向的政府」が誕生しています。これで日本の経済が良くなるとか、人々の暮らしが良くなるとか、弱者が救済されるとか、とても思えません。どうやら一部の人が豊かになればそれで良いんだ・・的な政治が「強い日本」であるかのような美辞麗句で強引に推し進められています。
これまで有権者は、政党に期待するが裏切られ続け、本当に強い政治不信に陥っています。
政党に期待できないのなら、市民が自分でやってしまうという「実力」が必要なのですが、それがない。
そこで「市民の実力」をつけるべく誕生したのが緑茶会です。
この3番目の仕事は、昨年の参議院選挙まで最大の時間と労力を割いて動きましたが、その後はスローダウンでアイドリング中でした。
しかし、今年は早々から都知事選挙が降ってきました。
これはもう、「市民の実力」をつける上で、この上ない素材です。
候補者は元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児さん。早々と意思を表明されました。
前回の都知事選でも立候補し、100万票近くを得票されています。

緑茶会は、この宇都宮さんを推薦し応援することを決めました。
都知事選は東京だけの選挙ではありません。日本全体にかかわる、日本中で取組まなければ行けない選挙だと思います。
その理由は

1、東京は日本10分のⅠの予算、人口を持っていて、国会も大企業の本社の多くもあるので、ここでの政策が変わると日本政府や経済への影響が大きい。
2、宇都宮さんは脱原発の候補(緑茶会の呼びかけ人の1人)で、前回選挙では100万票近くを集めて時点だった。
(猪瀬の400万票が、ほとんど与野党相乗りでダントツだったので票差があるように見えるけど、東京で100万票はすごい基礎票。)
3、2013年は日本を暗雲が覆ったような「暗い年」だったが、それを振り払うには「待ち」ではダメ。積極的に動いて、まず各地の人たちが地域から日本を変えよう。そのスタートが東京になったということ。

で、お願いです。
今のうちに、宇都宮さんをサポートする全国のネットワークをつくりましょう。
東京以外の各地の人にお願いしたいのは、資金の支援と、東京都内の有権者の紹介。
とても貴重なリストになります。

こちらの緑茶会のページも参考にしてください!
http://ryokuchakai.com

以上、私の仕事をご紹介しました。このほかにも上記の「eシフト」や、もうすぐスタートの「市民電力連絡会」など、まだまだあるのですが、無理やり三つにまとめてみました。

まずは、なんとしても脱原発知事を誕生させるために、日本中の力を集めて頑張りましょう。
(写真は我が家から見える朝焼けです。)


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