昨日から関東地方も梅雨入りしました。
ずっと、ときに激しく、ときにしとしとと雨が降っています。
風もけっこうあって、外回りをすると、横殴りっぽい雨にスーツはずぶぬれです。
エルニーニョが発生しそうで、梅雨は遅いなんていう予報もあったのですが、当たらないですねえ。
九州、四国、紀伊半島地方の激しい雨は、もう毎年のことのように思えるのですが、平年で考えると、過去の1ヶ月分が1日、2日で降っているようです。つまりは、急激に気象の様子が変わりつつあるということかと
北海道では、日本海側から高気圧が張り出し、大雪山などの山脈を越えて吹き下ろす風でフェーン現象が起こり、根室とか旭川とかが35℃を超える猛暑。こんなことも、かつてはあまり聞いたことがありません。
やがては北海道がお米の大産地となり、みかんが穫れるようになるのでしょうか?
地球温暖化は確実に進行し、すでに気温上昇を2100年までに2℃に押さえるという可能性は事実上なくなっているが、環境変化のインパクトはそんなに急激ではないとも言われます。(先日の江守正多さんのお話)
したがってもしかしたら、人類は変化に対応できるかもしれないし、また予期せぬ要因(火山の大爆発など)で、変化はゆっくりになるかもしれません。(核戦争なんかも、地球を冷やす要因になるね。)
ただ、残念だが、もうスイッチは押された状態なので、何をしたって止まりません。
(もちろんスピードを遅くしたり、変化の程度を和らげることは可能)
2℃の温度上昇だけなら80センチくらいの海面上昇だけど、グリーンランドの氷が溶けはじめていて、これももう止まらないので、全部とけるとなると7メートルだかの海面上昇。
南極の棚氷(あそこは陸地)も溶けはじめたらしく、これが10%でも溶けると何メートル上がるんでしょうか。
ただし、その変化は1000年とかの長い時間をかけて起こるのだとか。
いまの世代が生きているときには、せいぜい数十センチくらい。
でも5メートルも上がると、平野部の都市の大部分は済めなくなると思います。
東日本大震災で、石巻市など50㎝下がっただけで、満潮時には海水が上がるところが出てきました。
つまり後の世代のどこかで、この現世代の資源食い放題の響宴のおとしまえを引き受けねばならないことは100%確実なわけです。
表題と違う話をここまで、延々としてきたが、ここでつながりました。
放射能の問題も実は同じ。「後の世代」が、このおとしまえを引き受けるしかないのです。
私たち世代は、何と因果なときに生まれてしまったのでしょうか?
私たち一人ひとりが、こんなことをやりたいと思って生きてきたわけではありません。
まして原子力ムラでもない私たちは、原発にも反対したし、地球温暖化にも反対したよ!
でも「それがいったい何になった!」と「後の世代」には問われるのでしょう。
そこで少なくとも放射能の方。
すでに大量につくってしまった原発をどうするか。
後の世代のために、今できる最大限のことをしよう。
政府任せにするのではなく(任せるとますます悪くなるし)、自分たちでキチンと総合的に考え提案しようとはじまったのがこれ。
原子力市民委員会の「脱原子力政策大綱」です。
少しだけ中身を紹介しておきたいと思います。
第1章 福島原発事故被害の全貌と人間の復興
第2章 福島第一原発事故炉の実態と「後始末」をめぐる問題
第3章 放射性廃棄物の処理・処分
第4章 原発再稼働を容認できない技術的根拠
第5章 原発ゼロ社会への行程
終章 「原子力複合体」主導の政策決定システムの欠陥と民主的政策の実現への道
60人ほどの「脱原発」に軸足を置く、学者、技術者、弁護士、ジャーナリスト、市民活動家が知恵を寄せあって創り出した、文字どおりの「大作」だと思います。
「大作」過ぎてとっつきにくいかも知れません。
体裁はどうしても「学術論文」のようになってしまいました。
でも、大きな章のタイトルと本文の小見出しを追ってください。
そこに、脱原発を制度的、政策的、さらには心理的に実現して行くための道しるべが練り込まれています。
前置きよりも、いきなり1章から読みはじめる方が読みやすいかも知れません。
5月30日に発売され、いま本屋に並んでいます。
さっさと片付けられてしまわないうちに、ぜひ、本屋の店頭で買っていただきたい。
もちろん、アマゾンでも購入できますが、あえて本屋さんに長く並べられるような買い方をしてみてください!
この大作が、1000円でおつりが来るのですよ。
日本中の「一家に1冊」でもおかしくありません!
***********
これならできる原発ゼロ!
市民がつくった
脱原子力政策大綱
***********
著 者 原子力市民委員会
発行所 株式会社宝島社
本体価格 920円
税込み価格 994円
大量に注文したい方は、とりあえず下記にメールください!
hide@energygreen.co.jp
ずっと、ときに激しく、ときにしとしとと雨が降っています。
風もけっこうあって、外回りをすると、横殴りっぽい雨にスーツはずぶぬれです。
エルニーニョが発生しそうで、梅雨は遅いなんていう予報もあったのですが、当たらないですねえ。
九州、四国、紀伊半島地方の激しい雨は、もう毎年のことのように思えるのですが、平年で考えると、過去の1ヶ月分が1日、2日で降っているようです。つまりは、急激に気象の様子が変わりつつあるということかと
北海道では、日本海側から高気圧が張り出し、大雪山などの山脈を越えて吹き下ろす風でフェーン現象が起こり、根室とか旭川とかが35℃を超える猛暑。こんなことも、かつてはあまり聞いたことがありません。
やがては北海道がお米の大産地となり、みかんが穫れるようになるのでしょうか?
地球温暖化は確実に進行し、すでに気温上昇を2100年までに2℃に押さえるという可能性は事実上なくなっているが、環境変化のインパクトはそんなに急激ではないとも言われます。(先日の江守正多さんのお話)
したがってもしかしたら、人類は変化に対応できるかもしれないし、また予期せぬ要因(火山の大爆発など)で、変化はゆっくりになるかもしれません。(核戦争なんかも、地球を冷やす要因になるね。)
ただ、残念だが、もうスイッチは押された状態なので、何をしたって止まりません。
(もちろんスピードを遅くしたり、変化の程度を和らげることは可能)
2℃の温度上昇だけなら80センチくらいの海面上昇だけど、グリーンランドの氷が溶けはじめていて、これももう止まらないので、全部とけるとなると7メートルだかの海面上昇。
南極の棚氷(あそこは陸地)も溶けはじめたらしく、これが10%でも溶けると何メートル上がるんでしょうか。
ただし、その変化は1000年とかの長い時間をかけて起こるのだとか。
いまの世代が生きているときには、せいぜい数十センチくらい。
でも5メートルも上がると、平野部の都市の大部分は済めなくなると思います。
東日本大震災で、石巻市など50㎝下がっただけで、満潮時には海水が上がるところが出てきました。
つまり後の世代のどこかで、この現世代の資源食い放題の響宴のおとしまえを引き受けねばならないことは100%確実なわけです。
表題と違う話をここまで、延々としてきたが、ここでつながりました。
放射能の問題も実は同じ。「後の世代」が、このおとしまえを引き受けるしかないのです。
私たち世代は、何と因果なときに生まれてしまったのでしょうか?
私たち一人ひとりが、こんなことをやりたいと思って生きてきたわけではありません。
まして原子力ムラでもない私たちは、原発にも反対したし、地球温暖化にも反対したよ!
でも「それがいったい何になった!」と「後の世代」には問われるのでしょう。
そこで少なくとも放射能の方。
すでに大量につくってしまった原発をどうするか。
後の世代のために、今できる最大限のことをしよう。
政府任せにするのではなく(任せるとますます悪くなるし)、自分たちでキチンと総合的に考え提案しようとはじまったのがこれ。
原子力市民委員会の「脱原子力政策大綱」です。
少しだけ中身を紹介しておきたいと思います。
第1章 福島原発事故被害の全貌と人間の復興
第2章 福島第一原発事故炉の実態と「後始末」をめぐる問題
第3章 放射性廃棄物の処理・処分
第4章 原発再稼働を容認できない技術的根拠
第5章 原発ゼロ社会への行程
終章 「原子力複合体」主導の政策決定システムの欠陥と民主的政策の実現への道
60人ほどの「脱原発」に軸足を置く、学者、技術者、弁護士、ジャーナリスト、市民活動家が知恵を寄せあって創り出した、文字どおりの「大作」だと思います。
「大作」過ぎてとっつきにくいかも知れません。
体裁はどうしても「学術論文」のようになってしまいました。
でも、大きな章のタイトルと本文の小見出しを追ってください。
そこに、脱原発を制度的、政策的、さらには心理的に実現して行くための道しるべが練り込まれています。
前置きよりも、いきなり1章から読みはじめる方が読みやすいかも知れません。
5月30日に発売され、いま本屋に並んでいます。
さっさと片付けられてしまわないうちに、ぜひ、本屋の店頭で買っていただきたい。
もちろん、アマゾンでも購入できますが、あえて本屋さんに長く並べられるような買い方をしてみてください!
この大作が、1000円でおつりが来るのですよ。
日本中の「一家に1冊」でもおかしくありません!
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これならできる原発ゼロ!
市民がつくった
脱原子力政策大綱
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著 者 原子力市民委員会
発行所 株式会社宝島社
本体価格 920円
税込み価格 994円
大量に注文したい方は、とりあえず下記にメールください!
hide@energygreen.co.jp
ユダヤ人の人口を激減させたホロコーストと正反対に、朝鮮の人口を増やしたわが国の統治を批判するのは、ナチスが良かったと言っているのと同じでは?
孫を批判するのに祖父を持ち出すのは「人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と定めた、マッカーサー占領憲法違反では?