実は先週ブログを書きました。元厚生事務次官の連続殺傷事件についてのものでした。書き終わって、ブログページに送信したのですが、なぜか消えてしまいました。いま思えば、独りよがりな感想だったので、消えて良かった、あれは神様の思し召しに違いないと思っています。「思し召し」とは「おぼしめし」と読みます。
最近漢字の読めない方が増えているようですが、それでも総理大臣にはなれるようなので、漢字の重要性は日に日に低下しているのでしょう。麻生氏に投票するよりはオバマ氏に投票したい人の方が、きっと多いと思いますので、英語の重要性の方がますます大きくなっているのではないかと感じます。
でも今日は言葉の話ではありません。貧困の話です。
先週、消えてしまったので、以下のお知らせができませんでした。
活憲政治セミナー第2回 「湯浅誠さんと考える格差・貧困問題」 ご案内*
講師: 湯浅 誠さん(NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長)
日時:2008年12月1日(月曜日)18:30-20:30
会場:東京都港区立港勤労福祉会館 第一洋室
〒108-0014 東京都港区芝5-18-2
交通:JR田町駅三田□下車徒歩5分 第一京浜国道沿い(芝5丁目交差点かど)
都営地下鉄三田駅下車、A7出□でてすぐ左隣
(http://www.3710pic.com/mkf/web/map.html参照)
TEL:03-3455-6381(代)
参加費:700円
お問い合わせ先:Keiss1979@aol.com
当日緊急連絡先:080-5373-0575(末次)
主催:「平和への結集」をめざす市民の風
URL: http://kaze.fm
「反貧困」などの著書で知られる湯浅さんを招いて「活憲政治セミナー第2回」を開催するのです。
湯浅さんは学者ではなく、ホームレスやワーキングプアと呼ばれる「働いていても食って行けない」層の人たちと直に接し支援、救済の活動をしている方です。しかし、その把握と分析は、そんじょそこらの学者よりははるかに優れていると思います。
実は先週、元厚生事務次官連続殺傷事件の犯人として自首した小泉毅の背景に貧困があるのではないか・・というような趣旨を書きました(その後送信中に消えたのですが)。その後の成り行きを見ていると、どうもそうとは言えない。500万円の借金とか、仕事がなかった、という話はありますが、住む家があり、きちんと家賃を払っている。レンタカーを借りるお金もあり、食うに困っていたフシはないのです。親御さんもしっかりと生活されている人のようです。
30年前に保健所に犬を殺されたことへの恨み・・というのは、どう考えても不可解ですが、法廷できちんと【何であったのか】が解明されることをのぞみます。ただ、この事件も「裁判員制度」の対象になるのでしょうか?本来は事件の背景に何があるか、犯罪を犯した個人の歴史の中に何があるか、そして犯罪の原因は何で、それはどうやれば取り除けるのか・・ということを解明するのが裁判の役割だと思うのですが、いまどきはプロの裁判官ですらその意識が低く、ましてや素人を集めた裁判員ともなると、凶悪であり「死刑!死刑!」でスッキリということにもなりまねません。
この国の犯罪の病巣はますますわかりにくく、ますます解決困難になって行くのではないでしょうか?
たとえば交通事故、飲酒運転の厳罰化が招いているのは、飲酒ひき逃げ事故の多発という現実のように思えるのですが。
さて、そういう深いことを考えることは苦手な人がこの国の総理大臣をやっています。みんな2、3週間ぐらいだから良いだろうと思っていたら、もう2、3ヶ月居座っています。ますます、居心地が良いらしく、辞める気配はありません。民主党の小沢代表との党首討論というのが昨日ありましたが、そもそも見る価値もないと思っていました。マスコミやブログ上での評価も「政策なし」、「個人的恨みのぶつけ合い」など、ろくな評価はありません。
民主党の小沢さんも、あのスローな喋りはどうにかならないのでしょうか?自分も失言をしまいとゆっくり噛み締めながら喋っている風があります。これだけボロボロの麻生総理、ボロボロの自民党なのに、世論が民主党待望論で沸騰しないのは、この小沢さんのキャラクターにあると私は思っています。
思いきって、無名の若手にでも,代表を交代させてみるべきでは・・と思います。
湯浅さんの本によれば、生活保護レベルの生活すらできない年収200万円以下の世帯に属する人の数は1000万人以上ということです。ネットカフェで寝泊まりしていたりする、この人たちが「漫画好き」のセレブ総理に投票したりするという状況になるのは、本当に悲しいことです。
有権者の1割以上にあたる、この人たちの政治的「ちから」が本当に発揮されると、ニッポンも一気に変わるのではと思うのです。本当は「力がある」のだということを、知らせられれば・・と。
最近漢字の読めない方が増えているようですが、それでも総理大臣にはなれるようなので、漢字の重要性は日に日に低下しているのでしょう。麻生氏に投票するよりはオバマ氏に投票したい人の方が、きっと多いと思いますので、英語の重要性の方がますます大きくなっているのではないかと感じます。
でも今日は言葉の話ではありません。貧困の話です。
先週、消えてしまったので、以下のお知らせができませんでした。
活憲政治セミナー第2回 「湯浅誠さんと考える格差・貧困問題」 ご案内*
講師: 湯浅 誠さん(NPO法人自立生活サポートセンターもやい事務局長)
日時:2008年12月1日(月曜日)18:30-20:30
会場:東京都港区立港勤労福祉会館 第一洋室
〒108-0014 東京都港区芝5-18-2
交通:JR田町駅三田□下車徒歩5分 第一京浜国道沿い(芝5丁目交差点かど)
都営地下鉄三田駅下車、A7出□でてすぐ左隣
(http://www.3710pic.com/mkf/web/map.html参照)
TEL:03-3455-6381(代)
参加費:700円
お問い合わせ先:Keiss1979@aol.com
当日緊急連絡先:080-5373-0575(末次)
主催:「平和への結集」をめざす市民の風
URL: http://kaze.fm
「反貧困」などの著書で知られる湯浅さんを招いて「活憲政治セミナー第2回」を開催するのです。
湯浅さんは学者ではなく、ホームレスやワーキングプアと呼ばれる「働いていても食って行けない」層の人たちと直に接し支援、救済の活動をしている方です。しかし、その把握と分析は、そんじょそこらの学者よりははるかに優れていると思います。
実は先週、元厚生事務次官連続殺傷事件の犯人として自首した小泉毅の背景に貧困があるのではないか・・というような趣旨を書きました(その後送信中に消えたのですが)。その後の成り行きを見ていると、どうもそうとは言えない。500万円の借金とか、仕事がなかった、という話はありますが、住む家があり、きちんと家賃を払っている。レンタカーを借りるお金もあり、食うに困っていたフシはないのです。親御さんもしっかりと生活されている人のようです。
30年前に保健所に犬を殺されたことへの恨み・・というのは、どう考えても不可解ですが、法廷できちんと【何であったのか】が解明されることをのぞみます。ただ、この事件も「裁判員制度」の対象になるのでしょうか?本来は事件の背景に何があるか、犯罪を犯した個人の歴史の中に何があるか、そして犯罪の原因は何で、それはどうやれば取り除けるのか・・ということを解明するのが裁判の役割だと思うのですが、いまどきはプロの裁判官ですらその意識が低く、ましてや素人を集めた裁判員ともなると、凶悪であり「死刑!死刑!」でスッキリということにもなりまねません。
この国の犯罪の病巣はますますわかりにくく、ますます解決困難になって行くのではないでしょうか?
たとえば交通事故、飲酒運転の厳罰化が招いているのは、飲酒ひき逃げ事故の多発という現実のように思えるのですが。
さて、そういう深いことを考えることは苦手な人がこの国の総理大臣をやっています。みんな2、3週間ぐらいだから良いだろうと思っていたら、もう2、3ヶ月居座っています。ますます、居心地が良いらしく、辞める気配はありません。民主党の小沢代表との党首討論というのが昨日ありましたが、そもそも見る価値もないと思っていました。マスコミやブログ上での評価も「政策なし」、「個人的恨みのぶつけ合い」など、ろくな評価はありません。
民主党の小沢さんも、あのスローな喋りはどうにかならないのでしょうか?自分も失言をしまいとゆっくり噛み締めながら喋っている風があります。これだけボロボロの麻生総理、ボロボロの自民党なのに、世論が民主党待望論で沸騰しないのは、この小沢さんのキャラクターにあると私は思っています。
思いきって、無名の若手にでも,代表を交代させてみるべきでは・・と思います。
湯浅さんの本によれば、生活保護レベルの生活すらできない年収200万円以下の世帯に属する人の数は1000万人以上ということです。ネットカフェで寝泊まりしていたりする、この人たちが「漫画好き」のセレブ総理に投票したりするという状況になるのは、本当に悲しいことです。
有権者の1割以上にあたる、この人たちの政治的「ちから」が本当に発揮されると、ニッポンも一気に変わるのではと思うのです。本当は「力がある」のだということを、知らせられれば・・と。
「貧困大国」とはこういった国々をさすと僕は思うのですが、いかがでしょう。