みなさま、あけましておめでとうございます!
本年もよろしく願いいたします。
2017年冒頭のブログは、最も不得意な芸能ネタで言ってみようと思います。
年末恒例の紅白歌合戦。一番良かったのは、桐谷健太の「海の声」だったとか。
いやいや、私はNHK見ませんから、これは聞いた話。
桐谷健太の「海の声」というのはこれ。
https://www.youtube.com/watch?v=-zQWavER7to
れっきとしたauのCMソングだ。
でも、これを奄美大島の子供たちや、石巻の震災被害者の皆さんの合唱をバックに歌ったのだから素晴らしかった・・らしい。
この歌は、もともとBIGINというグループが作詞作曲したもの。桐谷健太くんの声はダミ声で、BIGINの元歌よりも絞り出すような情感があふれています。
昨年末、この歌を検索していたら、うちの奥さんが森山良子さんの「さとうきび畑」を見つけて、これもBIGINじゃないかと。
まあ、時代が違うし、調べればすぐに寺島尚彦さんの作詞作曲ということはわかったのですが、この「さとうきび畑」をちあきなおみが歌ってると言うのも発見。
ちあきなおみの「さとうきび畑」
https://www.youtube.com/watch?v=CczOL2SU3kE
森山良子さんとはまた一味違う「ざわわ、ざわわ、ざわわ」を聞いていたら、そこに、ちあきなおみの「昭和枯れすすき」があるのを発見。
ちあきなおみの「昭和枯れすすき」
https://www.youtube.com/watch?v=BLiR75c0c8g&list=RDadLVQk1quzc
正月早々申し訳ありませんが、すごい歌詞です。昭和のあの時代、貧しさに耐えて、生きる希望もないという中、「いっそ綺麗に死のうか」と言いながら、きっとこの二人は死んでないな・・寄り添って生きているに違いないよと思える歌でした。
うちの奥さんが幼少の頃、この歌が好きだったという事実も知り、びっくり!
そして、この歌には「さくらと一郎」というオリジナルのデュエットコンビがいました。これがすごい!
当初は白いスーツかなんか着て、このキワドイ歌詞を美しく歌おうとしてたみたいですが、歌いこんでいった「結果」がすごい。
さくらと一郎「昭和枯れすすき」
https://www.youtube.com/watch?v=Sh_9Eu4lR9A
浪曲とのジョイントバージョン。貧しくても、踏みつけられても、高度経済成長を実現していったとう「昭和」のエネルギーを感じる逸品。
平成の大不況の中、「それはあなたの錯覚です。」というような総理大臣がいて、セーフティーネットも穴だらけ、正義も暖かさも温もりも失われたような世間の中で、怒る気力も失せて自分を殺めるか、行き場のない怒りで他人を殺めるかしかない・・みたいな人は、この歌を一度聞いてみてほしい。
さて「枯れすすき」には、さらに先輩があります。
「オレとおまえは枯れすすき・・」という「船頭小唄」。「枯れすすき」の元祖です。これも、インターネット検索中に発見して、ちあきなおみも歌っているのですが、もっと凄いのがありました。宇多田ヒカルのお母さんです。
藤圭子「船頭小唄」
https://www.youtube.com/watch?v=Aw_QgcBPnJ8
桐谷健太のようにダミ声、いや失礼、ハスキーボイスで、さらに微妙に音のバイブレーションが入る。本当に、歌の上手い人だったんだなあと思います。
森繁久彌とは違って(ファンの方すいません。)、ちゃんと「昭和ムード歌謡」になっています。
その宇多田ヒカルは紅白に初出場。『トト姉ちゃん』の主題歌「花束を君に」をロンドンのスタジオで熱唱しました。
いやまあ、私はNHKを見ませんから、これも聞いた話ですが。
この歌は、宇多田ヒカルさんが亡くなった母親である藤圭子さんのために作った歌だというから、びっくり。
宇多田ヒカル「花束を君に」
https://www.youtube.com/watch?v=KFp0f-gCASI
このほかにも、紅白では、X-JAPANのYOSHIKIと松田聖子のコラボとか、熊本地震で壊れた熊本城の前で歌った氷川きよしとか、ピコ太郎にゴジラとか、いろいろあったらしい。
でも、司会がかぐや姫のかすみちゃんで、浦島太郎の桐谷健太が歌い、その後がAIによる「みんながみんな英雄」で、なぜかNHKは相当にauに相当に肩入れしたように見える。
ドコモのCMに出ているマツコ・デラックス、ソフトバンクのペッパー君とCMしたタモリは、この日、ついにNHKホールに入れてもらえなかった模様だし。
(まあ下手な演出だ。よいしょメディアは、みんな「好評」なんて書いているが、地方から出てきた夫婦を、結局はガードマンがいじめる構図。こんなの見て、子供が真似したらどうするんだか・・。)
と、紅白に話題が戻ってきたところで、勝敗を見てみましょう。視聴者投票、会場参加者投票では白組が圧勝していたのに、なぜか紅組が勝ったのだという。
審査員投票のポイントが大きいからだが、なんだか真っ赤の服を着たT氏が勝った、どこかの国の大統領選を思い出させる結末じゃありませんか。
そもそも、視聴者の一斉投票で結果が出せるのなら、それが一番公平な答えの出し方じゃないのかなあと思います。
今、原発事故の費用を「託送料金」という、送配電網の使用料に乗せてしまおうという政府方針が出され、パブリックコメント(国民の意見)募集中です。
原発事故の費用は、発電のコストです。送配電網は、発電とは別の送配電会社のもので、そちらに発電のコストが乗せられるのは、そもそもおかしな話。それでもここに乗せようとするのは、送配電コストは電気料金に一律に加算され、全消費者に広く薄く負担を押し付けることができるから。
そのおかげで、事故を起こした当事者の東電という会社は、事実上負担ゼロになるという仕組み。
詳しくはこちら
http://blog.goo.ne.jp/h-take888/e/d0e98d10af87cf7ecde40e8c21af6f62
こんなの、NHKで特別番組やって、全視聴者から賛成、反対のボタンを押してもらえば、すぐに結論がでるじゃないですか。
総理大臣の信任だって、まどろこしい世論調査なんかやらずに、毎日「今日の内閣支持率」かなんかやれば良い。
某氏は、NHKの受信料を払えと言われると、「いやー、見たくもない、聞きたくもない番組ばかりなんで、電波を送らないでくれますかー。」と言うらしいですが、世論調査放送になれば、世論も変わってくるのではないですかねえ。
いやー、不思議な初夢でした。
ちなみに、冒頭の写真は私の愛する瀬戸内の「海」。
上関原発予定地近くの無人島「宇和島」(うわしま)です。
本年もよろしく願いいたします。
2017年冒頭のブログは、最も不得意な芸能ネタで言ってみようと思います。
年末恒例の紅白歌合戦。一番良かったのは、桐谷健太の「海の声」だったとか。
いやいや、私はNHK見ませんから、これは聞いた話。
桐谷健太の「海の声」というのはこれ。
https://www.youtube.com/watch?v=-zQWavER7to
れっきとしたauのCMソングだ。
でも、これを奄美大島の子供たちや、石巻の震災被害者の皆さんの合唱をバックに歌ったのだから素晴らしかった・・らしい。
この歌は、もともとBIGINというグループが作詞作曲したもの。桐谷健太くんの声はダミ声で、BIGINの元歌よりも絞り出すような情感があふれています。
昨年末、この歌を検索していたら、うちの奥さんが森山良子さんの「さとうきび畑」を見つけて、これもBIGINじゃないかと。
まあ、時代が違うし、調べればすぐに寺島尚彦さんの作詞作曲ということはわかったのですが、この「さとうきび畑」をちあきなおみが歌ってると言うのも発見。
ちあきなおみの「さとうきび畑」
https://www.youtube.com/watch?v=CczOL2SU3kE
森山良子さんとはまた一味違う「ざわわ、ざわわ、ざわわ」を聞いていたら、そこに、ちあきなおみの「昭和枯れすすき」があるのを発見。
ちあきなおみの「昭和枯れすすき」
https://www.youtube.com/watch?v=BLiR75c0c8g&list=RDadLVQk1quzc
正月早々申し訳ありませんが、すごい歌詞です。昭和のあの時代、貧しさに耐えて、生きる希望もないという中、「いっそ綺麗に死のうか」と言いながら、きっとこの二人は死んでないな・・寄り添って生きているに違いないよと思える歌でした。
うちの奥さんが幼少の頃、この歌が好きだったという事実も知り、びっくり!
そして、この歌には「さくらと一郎」というオリジナルのデュエットコンビがいました。これがすごい!
当初は白いスーツかなんか着て、このキワドイ歌詞を美しく歌おうとしてたみたいですが、歌いこんでいった「結果」がすごい。
さくらと一郎「昭和枯れすすき」
https://www.youtube.com/watch?v=Sh_9Eu4lR9A
浪曲とのジョイントバージョン。貧しくても、踏みつけられても、高度経済成長を実現していったとう「昭和」のエネルギーを感じる逸品。
平成の大不況の中、「それはあなたの錯覚です。」というような総理大臣がいて、セーフティーネットも穴だらけ、正義も暖かさも温もりも失われたような世間の中で、怒る気力も失せて自分を殺めるか、行き場のない怒りで他人を殺めるかしかない・・みたいな人は、この歌を一度聞いてみてほしい。
さて「枯れすすき」には、さらに先輩があります。
「オレとおまえは枯れすすき・・」という「船頭小唄」。「枯れすすき」の元祖です。これも、インターネット検索中に発見して、ちあきなおみも歌っているのですが、もっと凄いのがありました。宇多田ヒカルのお母さんです。
藤圭子「船頭小唄」
https://www.youtube.com/watch?v=Aw_QgcBPnJ8
桐谷健太のようにダミ声、いや失礼、ハスキーボイスで、さらに微妙に音のバイブレーションが入る。本当に、歌の上手い人だったんだなあと思います。
森繁久彌とは違って(ファンの方すいません。)、ちゃんと「昭和ムード歌謡」になっています。
その宇多田ヒカルは紅白に初出場。『トト姉ちゃん』の主題歌「花束を君に」をロンドンのスタジオで熱唱しました。
いやまあ、私はNHKを見ませんから、これも聞いた話ですが。
この歌は、宇多田ヒカルさんが亡くなった母親である藤圭子さんのために作った歌だというから、びっくり。
宇多田ヒカル「花束を君に」
https://www.youtube.com/watch?v=KFp0f-gCASI
このほかにも、紅白では、X-JAPANのYOSHIKIと松田聖子のコラボとか、熊本地震で壊れた熊本城の前で歌った氷川きよしとか、ピコ太郎にゴジラとか、いろいろあったらしい。
でも、司会がかぐや姫のかすみちゃんで、浦島太郎の桐谷健太が歌い、その後がAIによる「みんながみんな英雄」で、なぜかNHKは相当にauに相当に肩入れしたように見える。
ドコモのCMに出ているマツコ・デラックス、ソフトバンクのペッパー君とCMしたタモリは、この日、ついにNHKホールに入れてもらえなかった模様だし。
(まあ下手な演出だ。よいしょメディアは、みんな「好評」なんて書いているが、地方から出てきた夫婦を、結局はガードマンがいじめる構図。こんなの見て、子供が真似したらどうするんだか・・。)
と、紅白に話題が戻ってきたところで、勝敗を見てみましょう。視聴者投票、会場参加者投票では白組が圧勝していたのに、なぜか紅組が勝ったのだという。
審査員投票のポイントが大きいからだが、なんだか真っ赤の服を着たT氏が勝った、どこかの国の大統領選を思い出させる結末じゃありませんか。
そもそも、視聴者の一斉投票で結果が出せるのなら、それが一番公平な答えの出し方じゃないのかなあと思います。
今、原発事故の費用を「託送料金」という、送配電網の使用料に乗せてしまおうという政府方針が出され、パブリックコメント(国民の意見)募集中です。
原発事故の費用は、発電のコストです。送配電網は、発電とは別の送配電会社のもので、そちらに発電のコストが乗せられるのは、そもそもおかしな話。それでもここに乗せようとするのは、送配電コストは電気料金に一律に加算され、全消費者に広く薄く負担を押し付けることができるから。
そのおかげで、事故を起こした当事者の東電という会社は、事実上負担ゼロになるという仕組み。
詳しくはこちら
http://blog.goo.ne.jp/h-take888/e/d0e98d10af87cf7ecde40e8c21af6f62
こんなの、NHKで特別番組やって、全視聴者から賛成、反対のボタンを押してもらえば、すぐに結論がでるじゃないですか。
総理大臣の信任だって、まどろこしい世論調査なんかやらずに、毎日「今日の内閣支持率」かなんかやれば良い。
某氏は、NHKの受信料を払えと言われると、「いやー、見たくもない、聞きたくもない番組ばかりなんで、電波を送らないでくれますかー。」と言うらしいですが、世論調査放送になれば、世論も変わってくるのではないですかねえ。
いやー、不思議な初夢でした。
ちなみに、冒頭の写真は私の愛する瀬戸内の「海」。
上関原発予定地近くの無人島「宇和島」(うわしま)です。
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