あまりの忙しさに夏風邪をひきました。

この一ヶ月の私の状況は毎週のように日本各地に出張という状況。自然エネルギー事業の方が、おかげさまで大きな追風を受け、グリーン電力証書を取扱う私の会社では、グリーン電力を創り出している発電所をこれまでの何倍も確保しなければならないのです。その「発電所開発」の担当が私で、本当に一週の間に、東北2日と九州2日というダブル出張状態になっています。

先週は広島でしたが、8月5日の酷暑の中、さらに熱いバイオマス発電所を見て回っていました。
この翌日（原爆祈念日）には、原爆ドーム前での市民の集会とそこから中国電力への抗議行動に参加しました。
いわば私の「毎年の行動」なのですが、今年は広島での仕事の合間を縫うという状態になりました。

中国電力への抗議は、いろいろありますが、いま一番中心となっているのは「上関原発の建設を断念せよ」ということです。
昨年、山口県知事が予定地の海岸への埋め立て許可を出したときから、状況はにわかに緊迫してきました。
地元の漁業者だけでなく、おばちゃんたちや各地から集まった若者のカヤック隊が激しい抗議行動を展開してきました。
それに手を焼いた中国電力は、抗議行動をすると1日あたり500万円を請求するという裁判を起こし、なんと裁判所がそれを認めるというメチャメチャなことになっています。
憲法に保証された基本的人権や、最低生活権、など生活を守る権利を日本の裁判所はいよいよ認めなくなったようです。

ともかくも、熱暑の中をあまりに激しく動き回ったせいでしょうか、8月9日の夕方から38.4℃の熱が出て、ついにダウンしてしまいました。
まず熱中症寸前の熱を身体に溜め込んでいながら、10日は少し涼しくなっていたのに、半袖で強冷房の会議室で打合せを漫然とやってしまったため、弱った身体に風邪が入った模様です。
私の主治医の鍼の先生からは、暑い日はとにかくどこでも頭から水をかぶれ、風邪熱を下げるために足湯をせよというご託宣でした。

というわけで、暑いのに、もっと熱いお湯に足をつけて汗だくで耐えています。
「8月は慰霊の月」と昨年の８月のブログで書いたような気がします。
戦争だけではなく、今日は日航機墜落事故から25年目の日でした。
8月15日もまたやってきます。
少し熱をさまして、落ち着いて65年目の夏を考えてみたいと思います。