ついに衆議院の解散が決まりました。予告解散なんて滅多にないことですが、7月21日解散、8月30日投票日だそうです。真夏の、それももっとも暑い時の選挙で、関係者には本当にお気の毒といわざるを得ません。寒いときもきついですが、狭い宣伝カーの中に何人もが乗り込み、手を振らないと行けないので窓を開けて冷房なんて関係なしで走るのですから、まあ残酷です。
私の経験では、2001年の上田恵子の参議院選挙がそうでした。まだ7月だったかと思いますが、朝は黒かったTシャツが夕方には白いTシャツになっていたのを思い出します。もちろん着替えたのではなく、汗が乾いた塩の色です。このときに私自身もソケイヘルニアを悪化させました。今年の2月についに飛び出して、緊急手術となったアイツです。
彼女は今回、すでに一児の母となり、それでも立候補します。神奈川県ではなく千葉7区の候補者として立候補予定です。この自民か民主かという政権選択選挙の中で、民主候補にぶつかる社民党候補として立つわけで、とても苦しい闘いであろうと思います。また、汗みどろの闘いをするのだなあと頭が下がります。
都知事選の結果へのコメントでも書きましたが、自民党に勢いがなくなり政権交代が確実となると、いろいろな不満はあっても対抗する民主党に票が集中します。弱小政党や無所属には票が流れなくなる。時代を動かす可能性のある一票を自分も投じたいと思うのではないでしょうか?
本来は選挙というのは『自分の代理』を選ぶもの。その候補者の主張を聞いて、自分の意識を代弁し政治に反映してくれる候補者を選ぶものです。しかし、その候補者が当選できない候補者であれば、どんなに自分の思いを託しても、自分の思いは政治に反映できません。政治というものが『現実的』なものになればなるほど、有権者は「実現可能な方」を選ぶという傾向があります。
東国原さんや橋下さんに票が集まるのも、タレントで人気者だから、というだけでなく「当選可能性」の部分も大きいと思います。ですから、マスコミの政党別の世論調査結果や、過去の得票結果などは、候補者個人の資質よりもよほど大きな選択肢になります。政党候補であれば、まずそこで選別されます。それでも、東国原さんや橋本さんが当選するのは、実は政党(既存の政治家)に有権者が嫌気がさしている、という現実もあるからです。
まず自分の理想の候補者は当選しない(そもそもいない)。政党には嫌気がさしているが、選択肢はそれしかない。マニュフェストは似たり寄ったりで区別もつかない。でも政権交代の意思表示はしたい・・。と、こうなると、候補者の人格はどうでも良いから民主党を選ぶ、となるでしょう。
民主党候補者も人間ですし、具体的に活動してきているわけだから、そこを評価してもらいたいわけで、人格はどうでも良いといわれたら不本意であろうと思います。でも、有権者の意識は、『人を見る』ということでは動いていない。政党です。そこで政権交代のために一人でも多くの候補者をと、粗製濫造が起こったりすると、時にとんでもない人が国会議員になったりもします。(誰が、とは言いません)
本来の『人を選ぶ』ことで、自動的に政権交代も起こり、優秀な人材が国政を担当するということになるような選挙制度が必要なのです。現在の小選挙区比例代表制は残念ながら違うようです。
小選挙区比例代表制は小選挙区では個人を選ぶのですが、1人区ですから先ほどの『当選できる候補』への意識が働きます。自民か民主かになり『人を選ぶ』ことは関係なくなる。比例代表制はそもそも政党を選ぶ選挙なので、もともと『人を選ぶ』ことはできません。
この制度ができたのは、中選挙区制では「選挙にお金がかかりすぎる」「同一政党内の骨肉の争いが起きる」「55年体制=自民党の安定政権が維持される」などの理由で、むしろ非自民側のイニシアチブで導入されたものです。
おそらくお金のかかり具合は変わっていない。小泉劇場のような非日常の要因が加わると、与党が3分の2以上の議席を確保するなどの、野党による政治のチェッック機能を失わせるなどの悪弊が現れた。そして何より、無所属や小政党の議席が激減し、国会から多様な意見が排除されました。
経済政策でも、年金福祉政策でも、もちろん外交でも、日本の政治というものがこの選挙制度後にどうなってきたかを見れば結果は明らかではないでしょうか?
ではどんな制度が良いのか?私が勧めたいのは「個人を選べば、政権交代も起こり、政治の中身も充実する」という制度です。
中選挙区よりも大きく、大選挙区よりも小さい選挙区。ちょうどいまの比例代表制のブロックが適当かなと思います。その中での個人選挙です。
ブロックごとの当選者数を50人。10ブロックで500人といったイメージです。
ここのところ、私のブログへのアクセス者は急激に増えているようで、もしかしたら総選挙と関係があるのかなと思います。
今度の選挙には出るのかなと、マスコミ関係のアクセスではないかと。
残念ながら、今回は出ません。しかし、もう出ないと決めたわけでもありません。
今日お話ししたような選挙制度の変革がなければ、まずは選挙が徒労に終わると考えているからです。
いま、グリーンニューディールの後押しをうけて、自然エネルギー事業が大ブレイクをむかえようとしていることもあります。まずは事業の成功。そのためには自民党にも民主党にもご協力願いたい。
というのが、タケちゃんのいまの状況です。
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私の経験では、2001年の上田恵子の参議院選挙がそうでした。まだ7月だったかと思いますが、朝は黒かったTシャツが夕方には白いTシャツになっていたのを思い出します。もちろん着替えたのではなく、汗が乾いた塩の色です。このときに私自身もソケイヘルニアを悪化させました。今年の2月についに飛び出して、緊急手術となったアイツです。
彼女は今回、すでに一児の母となり、それでも立候補します。神奈川県ではなく千葉7区の候補者として立候補予定です。この自民か民主かという政権選択選挙の中で、民主候補にぶつかる社民党候補として立つわけで、とても苦しい闘いであろうと思います。また、汗みどろの闘いをするのだなあと頭が下がります。
都知事選の結果へのコメントでも書きましたが、自民党に勢いがなくなり政権交代が確実となると、いろいろな不満はあっても対抗する民主党に票が集中します。弱小政党や無所属には票が流れなくなる。時代を動かす可能性のある一票を自分も投じたいと思うのではないでしょうか?
本来は選挙というのは『自分の代理』を選ぶもの。その候補者の主張を聞いて、自分の意識を代弁し政治に反映してくれる候補者を選ぶものです。しかし、その候補者が当選できない候補者であれば、どんなに自分の思いを託しても、自分の思いは政治に反映できません。政治というものが『現実的』なものになればなるほど、有権者は「実現可能な方」を選ぶという傾向があります。
東国原さんや橋下さんに票が集まるのも、タレントで人気者だから、というだけでなく「当選可能性」の部分も大きいと思います。ですから、マスコミの政党別の世論調査結果や、過去の得票結果などは、候補者個人の資質よりもよほど大きな選択肢になります。政党候補であれば、まずそこで選別されます。それでも、東国原さんや橋本さんが当選するのは、実は政党(既存の政治家)に有権者が嫌気がさしている、という現実もあるからです。
まず自分の理想の候補者は当選しない(そもそもいない)。政党には嫌気がさしているが、選択肢はそれしかない。マニュフェストは似たり寄ったりで区別もつかない。でも政権交代の意思表示はしたい・・。と、こうなると、候補者の人格はどうでも良いから民主党を選ぶ、となるでしょう。
民主党候補者も人間ですし、具体的に活動してきているわけだから、そこを評価してもらいたいわけで、人格はどうでも良いといわれたら不本意であろうと思います。でも、有権者の意識は、『人を見る』ということでは動いていない。政党です。そこで政権交代のために一人でも多くの候補者をと、粗製濫造が起こったりすると、時にとんでもない人が国会議員になったりもします。(誰が、とは言いません)
本来の『人を選ぶ』ことで、自動的に政権交代も起こり、優秀な人材が国政を担当するということになるような選挙制度が必要なのです。現在の小選挙区比例代表制は残念ながら違うようです。
小選挙区比例代表制は小選挙区では個人を選ぶのですが、1人区ですから先ほどの『当選できる候補』への意識が働きます。自民か民主かになり『人を選ぶ』ことは関係なくなる。比例代表制はそもそも政党を選ぶ選挙なので、もともと『人を選ぶ』ことはできません。
この制度ができたのは、中選挙区制では「選挙にお金がかかりすぎる」「同一政党内の骨肉の争いが起きる」「55年体制=自民党の安定政権が維持される」などの理由で、むしろ非自民側のイニシアチブで導入されたものです。
おそらくお金のかかり具合は変わっていない。小泉劇場のような非日常の要因が加わると、与党が3分の2以上の議席を確保するなどの、野党による政治のチェッック機能を失わせるなどの悪弊が現れた。そして何より、無所属や小政党の議席が激減し、国会から多様な意見が排除されました。
経済政策でも、年金福祉政策でも、もちろん外交でも、日本の政治というものがこの選挙制度後にどうなってきたかを見れば結果は明らかではないでしょうか?
ではどんな制度が良いのか?私が勧めたいのは「個人を選べば、政権交代も起こり、政治の中身も充実する」という制度です。
中選挙区よりも大きく、大選挙区よりも小さい選挙区。ちょうどいまの比例代表制のブロックが適当かなと思います。その中での個人選挙です。
ブロックごとの当選者数を50人。10ブロックで500人といったイメージです。
ここのところ、私のブログへのアクセス者は急激に増えているようで、もしかしたら総選挙と関係があるのかなと思います。
今度の選挙には出るのかなと、マスコミ関係のアクセスではないかと。
残念ながら、今回は出ません。しかし、もう出ないと決めたわけでもありません。
今日お話ししたような選挙制度の変革がなければ、まずは選挙が徒労に終わると考えているからです。
いま、グリーンニューディールの後押しをうけて、自然エネルギー事業が大ブレイクをむかえようとしていることもあります。まずは事業の成功。そのためには自民党にも民主党にもご協力願いたい。
というのが、タケちゃんのいまの状況です。
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