
一昨年のことだと思うんですが、ある会のみなさん(どの会だったかも思い
出せないんですが・・・ 汗)がISOWAの見学に来社されました。
いつものようにディスカバーISOWAツアーに出発して、加工グループに
来た時のことでした。
この日の担当はYくん。普段から無口だと思ってたのに、とても雄弁に語るん
です。 仲間内では知られたことのようでしたが、私にとってはかなり驚き
でした。
その後、質疑応答になって、ある方から、
「有給休暇はどれくらい取ってますか?」
質問がありました。これに対してYくん、
「有給は1日も取っていません!」
と自信満々に答えたんです。これにはびっくり!

「それホント?!」
「はい、有給なんか要りません!
進捗が遅れている仲間の応援をしますから」
Yくんは自分なりの信念があって、そう言ってるような感じでしたが、
いくらなんでも「有給取得ゼロ」っていうのはやっぱりまずい。まずいよね。

このYくんの言葉、私にとってはものすごくインパクトがありました。

それまで、年々、残業時間の削減ばかり考えてたけど、それだけじゃなく
有給の取得も促進していこう! 強くそう思いました。


日本でいちばん大切にしたい会社大賞の審査委員長を務める坂本先生が来社
された時に、
「毎月の残業が35時間(当時のISOWAの実績)で、
有給の消化率も5割とは。
こんなにいい会社なんだから、私の基準である残業10時間、
有給消化率7割を目指してくださいよ」
というアドバイスをもらったこともありました。
また業界紙のY社長からは、
「うちの長男、次男はともに上場会社に勤めていますが、
長男は会社の雰囲気から有給を取らずにいます。
次男の会社はこの1月5日も多くの同僚が有給を取り
12連休でした。
小さな会社は経営者、大きな会社は上司達で有休取得に
大きな差があるように思います。」
と言われたことも応えました。
これらは2017年末から2018年初めの出来事で、そこから心機一転、残業削減
だけでなく、
「残業は一旦現状維持でもいいから、有給取得を促進しよう!」
と大号令をかけ、全員5日の連続計画取得を半ば義務付けて実施することに。
その時、
「残業を現状維持したままで、有給取得を進めることが
できれば、さらにもっと有給取得が可能になる。
それをみんなで実証しよう!」
その結果、2018年度末に、残業は27.63時間とさらに削減しつつ、有給取得率
ほぼ100%を達成してしまいました。

いやはやISOWAビトは実に頼もしい。

今思えば、あの時、Yくんが自信たっぷりに、
「有給は1日も取っていません!」

と公言してくれたこが、有給完全取得に導いてくれたんだと思います。
だからYくんは、私にとって恩人です。

さてそのYくん、有給取得目標を掲げた以降は、人が変わったかのように、
「いかにしたら早く帰れるか?」を真剣に考え、そのためのいろんな提案を
率先して出してくれているそうです。
人間の無限の可能性を信じる。
改めてYくんに教えられました。
ありがとう、Yくん!
はい、恩人ですから。
実は、さっそくYくんから熱いメールを
もらいました。
私の記憶が若干不確かだったので、
きっと近々本人からその辺りの説明が
入ると思います (笑)
ブログを読まさせていただきました。 そこで自分のことが書かれていたので、少しびっくりしました。
そこで申し訳ありませんが、自分の言葉について少し訂正を施させて下さい。
有給の取得についての質問では、「自分の仕事は第1工程にあたるので後工程の兼ね合いなどから、上手く取得する事が出来ず、年に1日取れるかどうかです。けれど、この会社ではRHがあるのでそれで休みを取れています。」と答えたと自分では記憶しております。
実際に自分は休みがいりませんと言うタイプではなく、休みが欲しいタイプの人間です。
だからこそ、今の会社の考え方や方向性には強い賛同を持っております。こうして有給についても、前年度で12日の取得が出き、大変感謝しております。
現状の仕事への意欲は、賛同するからこそ会社がこの方向性を維持していけるように少しでも協力していこうと思うからです。自身の原動力は、英之さんがこういう会社を目指していこうと掲げたビジョンが自分の望むものだったからです。
ですので、自分は恩人と呼ばれる存在ではなく、逆に休みが取れない状況を慮って下さってありがとうございますと改めてお礼を述べさせていただきます。
以上です。
> 現状の仕事への意欲は、賛同するからこそ会社がこの方向性を維持していけるように少しでも協力していこうと思うからです。自身の原動力は、英之さんがこういう会社を目指していこうと掲げたビジョンが自分の望むものだったからです。
ありがとう。本当にありがとう。
ISOWAの理念、価値観を、お互い共有
できるってことはすばらしいね。
これからも協力し合っていこうね。