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ダンボールがダンボールとなぜ呼ばれるのか?
それは上下両側の紙に挟まれた中央の紙が段々の波型になっているから段ボールなんです。
じゃあどうやって中央の紙を段々の波型にするのでしょうか?
答えは、直径が40cm~60cmくらいで長さが1.8~2.5mくらいで、表面が段々に
なったギヤのお化けの様な一対のロールの間に紙を通すことによって、段々状になるのです。
このギヤのお化けの様なロールのことを『段ロール』と言います。
これ考えてみると、実に安易なネーミングですよね。一体誰が付けたんでしょう?
ただこの段ロール、ただ紙を段々にするだけのロールなのに、ずい分精密な加工精度が
求められます。そのために2億円を越すとても高価な専用の加工機械が必要になるし、
品質意識の高いメーカーだと、設置工場にエアコンを装備しています。
つまりちょっとの温度変化でも、機械のバランスが崩れ、ロールの品質、精度に問題が出る
からなんです。
当然、ISOWAでも空調の効いた工場に設置しています。
わが社の段ロール加工機は、ドイツのヴァルドリッヒ・コブルグ社製で、これまで2台保有
していましたが、今回、さらなる品質の向上を目指して3台目の機械を導入したんです。
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今日はその安全祈願祭でした。
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そして、その後、起動式。
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ここまで安全に、順調に来たことに対して、私も大満足です。
しかしこれはあくまでもスタート。
これから、この最新鋭機を活用して、お客様に、
ISOWAは止めません 止まりません
最高品質の段ロールを提供できるようにしよう!
工事でお世話になったコブルグ社のマルコとジョー、国内代理店の兼松KGKのみなさん、
周辺装置メーカーの方々、重量運搬業者のみなさん、ありがとうございました。
後は、段ロールグループのみんな、頼んだよ!
搬入から2カ月が経ち祈願祭を終え、何気なく過去の
研磨機の議事録を読み返していました。
すると、第一回目の議事録の日付が2010年7月26日と約3年前でした。
この3年間に沢山の人のご協力があり本日の祈願祭を無事に終える事ができ嬉しく思います
この研磨機導入がゴールではなく、通過点と位置づけて
もっともっと段ロールセクションでやらなければならない事をメンバーと探し続けます
式典の最中にとんだハプニングがあったけど、これも
『雨降って地固まる』となるよう、この先しっかり
お願いしますね。