
昨日も紹介した戦略ストーリー化ミーティング。
これこそ、まさにチームでイノベーションを企てようという活動です。
ちょうど2年前にスタートしたこのミーティングに最初から加わって
くれているスコラの野口さんから、今年の初めごろだったでしょうか、
「ISOWAの活動を、日経のセミナーでぜひ紹介したい」
というリクエストを受けました。
決してISOWAの事例だけのセミナーではありません。
スコラの柴田さんや岡村さんなど馴染みの深いみなさんがそれぞれ
担当する中で、野口さんの担当の時間で、私との「対話形式で、
ISOWAさんの活動のダイナミックさを紹介したい」という申し出
でした。
高橋さんや野口さんは、ISOWAスコラ支部と言ってもいいほど
お世話になっているので、協力することはやぶさかではありません。
おまけに、講演となると、準備が少々面倒ですが、『対話形式』との
ことですから、気楽でいいです。
野口さんからは、
「質問したい事項をまとめて、事前にお知らせしますから」
と言われたんですが、
「質問を先に見てしまうと、どうしても事前に考えてしまい、
リアリティーが無くなるので、質問は当日まで聞かないって
ことではダメですか?」
と答えたら、
「そうですか! 本当はそうしたかったのです!
磯輪さんがそれでいいなら、ぜひぶっつけ本番でお願い
します!」
「そりゃ~よかった。
高い受講料を払って参加する人たちに、事前の摺合せ
無しで話すんじゃ、失礼かと、正直こんなこと言うの
ちょっと躊躇してたんですが、安心しました!」
でも、実際、アドリブのQ&Aの方が、聞いてる方も絶対価値があると
思うんですよね。
それにその方が、私も、事前に準備する必要が一切無くなるので、
これほど楽ちんなことはありませんからね


セミナー全体の紹介はここを見てください。
私の写真が無いのが、悔しいな~ 笑
私が、ISOWAの戦略を真剣に考え出したのは、2010年頃からです。
冒頭のチャートで言うと③ですね。
野口さんが参加したのは、2014年4月からの④から。
①からの大きな流れに興味のある方は、スコラさんのHPのここを見てください。
今回のセミナーでは④が話の中心になると思います。
④も、すでに2年の長きにわたって議論を積み上げてきていて、
第1ステージ:

第2ステージ:

第3ステージ:

第4ステージ:

そして昨日からの第5ステージ。
毎回、メンバーを入れ替えているのも、ISOWA全体をひとつの方向に
まとめて、一致団結して「やるぞ!」と言えるようにするためです。
ISOWAの行動指針である『スピードと対話』。
『スピード』だけを考えれば、メンバーを固定してドンドン進めた方が
間違いなく手っ取り早いです。
でもそれではいざ実行となった時、チームとして、まとまらない、動けない、
動かない。
チームで動くには、『衆知を集め』、ひとりでも多くのISOWAビトの
気持ちを決まった方向に束ねなきゃいけない。
そうすれば結果としてより速い行動になる。
急がば回れ。
ISOWAは回れ。
これこそ『スピードと対話』。
それを実現するやり方を20年近くにわたるISOWAでの風土改革の
中で、自分なりに体得してきました。
今はそのやり方を 戦略をストーリー化し、実践するプロセスの中で展開
しています。
まさにスコラさんの提唱する『プロセスデザイン』だと思っています。
まだまだ進行中だし、当然永遠に続く。
だってそれが風土改革だから。
今回のセミナーが、現時点でのISOWAの姿を自分なりにまとめる
そんな機会になればいいなと思っています。
分かってることは何でも話します。
でも分かってることしか話せないので、分からなければ、
「分かりません」って言います。
予定調和なしですから 笑
本当にこのたびはスコラのチームでイノベーションの
セミナーにご登壇いただけるということ、感謝して
おります!
磯輪さんが書いていただいているように、スコラの
プロセスデザイナー3人がそれぞれに事例を発表する
わけですが、
お客様にご登壇いただくのは私のセッションだけです。
というのも、このテーマでセミナーに私の登壇が決ま
ったとき、ISOWAさんの事例をと真っ先に思いました。
で、さらに、これは僕が一人で話すよりも、磯輪さん
と一緒に対話しながらお伝えすることで、圧倒的に
リアリティが出るだろうと思いつきました。
しかも、予定調和なしの、真剣対話一本勝負を磯輪さ
んがお望みになったことに感激しました。
その場で、きっと創発が生まれるのではないかと思う
んです!!たのしみにしております。
二度目のコメント投稿ですよね。。。
ありがとう。
メンバーを入れ替えるのにはもうひとつ目的があります。
それは次世代の経営を担う人材の発掘、教育です。
こういうガチ真剣な場で、気楽に、でも熱く、真面目な話をする
ことで、ISOWAの理念が次世代に継承されていくと考えて
います。
ここでも スピードと対話 です。
>間違いなく手っ取り早いです。
>
>でもそれではいざ実行となった時、チームとして、まとまらない、動けない、
>動かない。
>チームで動くには、『衆知を集め』、ひとりでも多くのISOWAビトの
>気持ちを決まった方向に束ねなきゃいけない。
>
>そうすれば結果としてより速い行動になる。
この部分、リーダーに不可欠な考えですね。
でも実行が難しいからついつい上意下達をしてしまう…
実現のための試行錯誤、20年の重みを感じます。