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2012年のインターンシップが昨日からスタートしています。
今年参加してくれるのは、アイウエオ順に、名古屋大学のUさん、
一橋大学・院のSくん、名古屋工業大学のJくん、中京大学のHくんの
4人です。
Sくんは私の高校の同級生のYちゃんの紹介で、Hくんは4年前に
わが社にインターンシップで研修したHさんの弟です。
今日の午後は、私が担当するプログラムで、1時間半の枠をもらい、
会社選びのひとつの考え方、ISOWAの風土改革の大きく2つの
テーマを話し、その後質疑応答としました。
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話した内容を一部紹介します。
「『いい会社ってどんな会社ですか?』という質問には
答えられない。私にとっていい会社とは、私の価値観で
判断したものであって、それはみんなにも当てはまるとは
限らない。
「今の自分は、10年後、20年後の自分とは違う。
個人の環境も、結婚したり、子どもが学校に進んだり,
親が高齢化したり・・・
今、20代独身の自分にとっては、やり甲斐であったり、
逆に問題点であることが、20年後にはそれが逆転する
ことだってありうる。
自分が送りたいライフスタイルを思い描いて、それに
フィットする確率が高い企業を選んだ方が、長い目で
見て、成功した就活と言えるかもしれない。
「世の中のトレンド的なキーワードは、あくまでも総論で
あり、個々の企業すべてに当てはまるものではない。
むしろその逆を行く方が正しいこともある。
「非日常だけが楽しい人生であれば、日常という人生の
ほとんどを占める時間はつまらないものでしかない。
職場、家庭といった日常が楽しくなるような会社選びこそ
自分の人生を豊かにする。
「仕事か家庭か?というように単純化した問いは不毛。
対立するものをより高い次元で止揚することが風土改革
かもしれない。
「他責の人は不幸。何事も自責で考えて欲しい。
社長や上司が会社をよくしてくれる訳じゃない。
会社をよくするのは社員の力。
「『そもそも』論を堂々と語ることを認める風土が
ISOWAのすばらしさ。
その後、いろんな質問を受けました。
みんな、真剣に話を聞いてくれて、なかなかいい質問もしてくれました。
ぜひ今日の話を聞いた感想を、ブログにコメントして欲しいな。
待ってます。
当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、その言葉の現実味を感じることが出来たのは「世界一社風のいい会社を目指す」という目標に向けて様々な取り組みがなされ、実際に反映されていることが磯輪社長のお話から、社員の方々から自然に感じ取ることが出来たからだと思います。
お忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
とおっしゃっていたように、『そもそも』論や自分の価値観を大切にしていらしてかっこいいなと思いました。
『いい』と『良い』の違いや社内向けの言葉や社外向けの言葉の社長のこだわりに納得するのと同時に、
社内からインターンシップ生の自己紹介の統一感の指摘があったので、
社長のこだわりや社長の価値観がISOWAに反映されていると感じました。
僕もいつか自分の価値観を語れるようになれると良いなと思います。
今回、お話を聞けて良かったです。
ありがとうございました。
昨日はお忙しいところお時間を割いていただき、本当にありがとうございました。
社長のお話を聞いて、改めて就職に対する考えを深めることができました。
目の前のことを考えることも大切ですが、10年後・20年後といった先のこともきちんと視野にいれた企業探しが必要だと強く感じました。
今の自分が変わる可能性が十分にあるということを考えた上で、将来を見据えた就活をしていきたいです。
働くことについて考えるという大学の授業の際に、人生における仕事が占める割合の高さを再確認したのですが、社長のお話によって、自分の生活を豊かにする企業選びを積極的にしていきたいと思います。
うかがったことを自分なりに咀嚼するために、若干無理矢理ですが、自分なりの言葉で一文に表現してみました。
「会社の風土と個人の価値観の不断の相互作用がISOWAの社風を形づくり続けている」(本当に無理矢理ですが…)
何がいい会社かは人それぞれのそのときの価値観によってにしか決められないというお話と、多様性が叫ばれるなかでも、ISOWAの唯一の価値観、均質性を保持していきたいというお話は表裏一体のものだと感じました。社員が三百人近くおられるなかで、この個人の価値観(幸せ)と、会社の均質性が対立する場面があるかもしれません。それでも(そしてそれだからこそ)個々の幸せを包む、大きな幸せとしての会社を絶えず目指し続けるという方向は意味あるものになるし、それが社長のおっしゃる「止揚」につながるのではないかなと思いました。
このことを胸に、残りのインターン期間、更にはおそらく人生を通して考え続けなければいけない個人と集団の相克という問題にあたってみたいと思います。ありがとうございました!
「当たり前だけど、現実には難しい・・・」
とあきらめるのも自由。
「現実には難しいけど、それが実現しやすい
職場を選び、自分も努力する」
どちらを選ぶのか、それを決めるのは自分だからね。
「信じる者は強い」と思う。
そのために、自分が心から信じられることを持つ
こと。
ISOWAの風土をしっかり感じて下さい。
私が話したことは、すべてごく当たり前のことばかり
です。
でも人間、知らず知らずの内に当たり前のことを
忘れてしまうんですね。
不思議だね。
でもそれが人間なんだね。
いつも原点に立ち返って、考えようね。
個人の幸せと会社の存続・発展はそもそも両立できない
ものと考えるのか、必ず両立できると考えるのか?
これも価値観じゃない?
そういう自身の価値観を形成するのにISOWAでの
インターンシップを活かして下さい。
実際の違いをしっかりと考えていませんでした。。
私が考えたのは、「良い」は「良」と限定されるが、「いい」は「良」「善」「好」…
様々な「いい」を包括的に用いることが出来るから…
でしょうか?
まだまだ浅いですかね?
深いですね~
私が「いい」を使う理由は、
「良い」と書くと、「よい」と読む人と「いい」と
読む人が出てきて、一体感が無くなる
ということと、もうひとつ、
「良い」ってかしこまった感じがする。社風って
形式的だったり、公式の組織図などで表せるもの
でもない。あくまでも水面下のインフォーマルな
ものであり、その感じを表すには、ひらがな書きの
「いい」がマッチしている
この2点なんです。
もうひとつ、
「世界一社風のいい会社を目指して」
と
「世界一社風のいい会社を作ろう」
は、あえて使い分けています。
前者は外に向かって言う場合です。客観的な印象を
与えるからです。
後者は社員に向かって言う場合です。みんなで一緒に
世界一の社風を作ろうということです。
「目指して」というと、他人事のように聞こえるから
です。