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今朝の日経の一面コラム『春秋』に上の記事がありました。
あさりの産地偽装問題の結果、食卓にあさりがほとんど乗らなくなったという筆者の嘆きです。
なるほどと思ったのは、次の一節です。
「安全は科学的知見で保証できても、安心は互いへの信頼がなければ
生まれない。」
生まれない。」
たしかに『安心』感という言葉はあるけど、『安全』感という言葉はありません。
安全は客観的なものだけど、安心は主観的なものということの証ですね。
筆者の言う通りであるし、安心という言葉を安易に使って、安全の足りない部分を取り繕う
ようなことだけは、あってはなりません。
そうではなく、安全をより確かなものにしていくことで、信頼感、安心感を磨いていく。
そんなことを考えていたら、スコラさんが定期的に配信している『スコラ・コンサルト
メールニュース』の 364号が届きました。
今号のプロセスデザイナーコラムは、
『現場マネジャーがミーティングに行き詰まったら
ー 部下の発言を引き出す「板書のすすめ」』
でした。
話し合いの場で、ついつい上司はしゃべり過ぎてしまう。
はい、十分自覚しているけど、それでも『ついつい』しゃべり過ぎます・・・
これを回避して、より話し合いを活性化していくための板書活用アイデアがいくつか示されて
いました。 その中で、「なるほど!」と思ったのがこれ:
「コンテンツだけではなく、
表れている発言を大切に扱う
…気持ちや感情を書き出すことによって、場に共感が広がります。」
目に見えないものが現れている発言を大切にするだけじゃなく、それを板書してみる。
これによって『安心』感が生まれる。 ぜひ実践してみます。
今回のコラムの作者は高木明子さん。
10数年前でしょうか、スコラで働き始めた頃を知っています。
いい視点を提供してくれて、ありがとう。
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