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「願えば叶う」と言いますが、実際には、願っただけでは叶わないのであり、
「一歩踏み出す勇気があれば叶う」が本当だと思います。
15年程前のことです。『日経ベンチャー』誌を読んでいて、大阪の中堅企業の
社長さんの「社内独立制」という記事が目に飛び込んできました。当時「いかに
社員の心に火をつけるか」と悩んでいた私にとって「これだ!」という記事で
した。
何度も、何度も、その記事を読み返しましたが、読めば、読むほど
「もっと詳しく知りたい」
という思いが募るばかり。
まだ電子メールが日本のビジネスでは公式文書としては認知されていない時代
だったので、意を決して、手紙を書くことにしました。しかしまだ30歳代の
私にとって、面識の一切ない企業の社長さんに手紙を出すことはとても勇気が
いることでした。
書いては破り、破ってはまた書く。これを何度も、何度も繰り返し、何とか
原稿を作り上げましたが、さらにそれを万年筆で清書しなければなりません。
決して「達筆ですね」と褒められることのない腕前で、書いては破りの繰り
返し。しかし心だけはしっかりこめて書き上げた手紙を、拝みながらポストに
投函しました。
それから毎日、祈るような気持でその社長さんからの連絡を待っていると、
ある日、その会社の社長室長のOさんから連絡がありました!
「弊社社長から『説明してあげなさい』との指示を受けました。
ご来社されますか?」
飛び上がるほどうれしかったです。こうして大阪のご本社を早速訪問して、
Oさんから詳しくお話を伺うことができました。
「私でできることなら、何とか力になってあげたい」
と、名古屋地区への出張の折に時間を取って、面談して下さるなど、いろいろ
アドバイスして下さいました。
そのOさんは約10年ぶりに再会しました。
10年ぶりだったので、
「お顔を思い出すかな・・・?」
と相当心配だったんですが、すぐに思い出しました。
何だか10年前にタイムスリップしたような気がします。
Oさんは、これまでに数多くのM&Aを手掛けてきて、今でも100近くある
傘下のグループ企業の内、5社の監査役をしているそうで、いろんな企業を
この10年間で見てきたそうです。
その経験を活かして、今日もまた貴重なアドバイスをしてくれました。
本当にありがたいことです。
実際、その後も、本を読んだりして、感銘を受けると、著者に手紙を出したり
して、Oさんのようにいろんな方に会うことができ、それが自分の大きな財産
になりました。
でもこういうことができたのも、一番最初に勇気を奮い起こして出した手紙に
Oさんから返事が来なかったら、それ以降の私の行動は無かったかもしれません。
そう意味でも、Oさんとの出会いは私の経営者としての人生を大きく左右した
出来事だったと、今、改めてそう思うのです。
Oさん、今夜は本当にありがとうございました。
お互いあの頃から10年以上歳を重ねましたが、これからも変わらずお付き合い
お願いします。
一つひとつの行動のすべての結果が現在であり、
これからを作っていくんですね。
溶射屋さんともそんな中からのご縁ですものね。
こんにちは!
>実際、その後も、本を読んだりして、感銘を受けると、著者に手紙を出したりして、Oさんのようにいろんな方に会うことができ、それが自分の大きな財産
になりました。
なるほどねぇと思います・・・行動を起こすか起こさないかでその人の人生をも変わってしまうのですね。
「思ったら行動する磯輪さん、らしいなぁ」と思いました。
たくさんの方と出会って、その中のいろんな方と
さらに深くお世話になり、そういうみなさんの
支えによって、今の私があります。
本当にありがたいことだと、感謝しています。
これもご縁だと思います。
でもacbさんだって、私を訪ねてきてくれたんです
ものね。これもご縁です。
そうやってコツコツと人脈を築かれて、今のISOWAさんがあるんですねー。
本当に少しの勇気と行動でどんどんご縁が出来て、それがかけがえのない宝物になる!
素晴らしいです。
私も少しでも近づけるようにガンバリマス
ナルホド 磯輪さんのルーツはそういうところにあったのですね
30歳なんて若かったんですね
それだと 「このままでいい」っていう人たちの圧力は強烈だったでしょうね
でもそういう風に人に教えられた人は 今度は人に教えることができる・・・そう誰かにいわれた記憶があります
これからは 経営者をサポートするのが求められることかもしれませんね