磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

『ウェブ進化論』

2006年07月04日 21時48分08秒 | こんな本読みました

何人もの人からこの本を薦められていました。でも、

 「確かに最新のIT情報は大事だけど、私はITの専門家
  じゃないので、そこまで勉強しなくても・・・」 

と思い、なかなか読む気になれませんでした。

それが6月22日のダンレボミーティング時に、サンロフトの
松田社長
が来社して、

 「もう読んだかもしれませんが、よければどうぞ」

とプレゼントしてくれました。

こうなると読まざるをえない。パラパラとでも読もうと思い、
読み始めたら、これが結構おもしろいんです。



本の中で紹介されている将棋の羽生善治さんが、本の帯に書いた
コメントもなかなかです。

いろいろためになったことはあったんですが、一番ハッとした
点を紹介します。

それは「グーグルの組織マネージメント」について書かれた部分
です。ここに日頃から私が考えていたことが書かれていました。

電子メールというのは同報システムもあり、大勢の人に一度に
情報発信できるからとても便利になりました。もし同じことを
電話で大勢の人に伝えようとすれば、伝言形式で正しく言いたい
ことが伝わらなかったり、一人ひとりに同じ事を何度も言わ
なきゃならないから、大変な労力となるし、効率が悪いでしょ。
つまりメールは情報の共有化という面で、非常に有効でした。

しかし反面、その情報を誰に伝えるべきかは、情報発信者の
感性に委ねられることになります。広い視野で物事を見ている
人はより広範囲の人に情報を送らなきゃと考えるが、人に
よってはその判断が適切にできず、本来その情報を見せたい
人に届かないことが起こるし、そもそも送り手には

 「この情報は誰に価値があるか?」

ということは分かっていないことが多い。

分かっていない送り手が送り先を適切に決めるなんてことが
できるはずがない。

この矛盾を何とかしたいな~と思っていました。

だから最近は、「これは重要」と思うような議事録やメールは、
私が発信者の場合は全社員に送るし、私が受信したメールで
そういうものがあれば、全社員に転送するようにしています。

ところがグーグルの組織マネージメントはこの問題をクリアー
するものでした。

 ・情報の公開による共有化
 ・情報は受け手が選択する
 ・情報自身の淘汰

ナ~ルホド そういう考えか! まさに目から鱗でした。

この組織マネージメントは、風土が耕された会社でなければ、
実現できない。我が社なら必ずできる。

この本読んで、久々にワクワクしちゃいました。
さっそく行動開始です。


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4 コメント

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ようこそ (磯輪)
2006-07-13 21:18:07
 藤澤さん



はじめまして。藤川さんのお友だちとは!



恐竜と言えば、ロングテールの説明も恐竜でしたね。そうか、2.0になると恐竜は倒れるけど、その恐竜のしっぽだけは延々と生き延びるんですね。

皮肉なもんですね。



これからも『磯輪日記』応援お願いします。 
返信する
初めまして (藤澤秀樹)
2006-07-13 05:08:50
ミクシーから、やって参りました。

藤川君とは、中学、高校と同級生です。



「ウェブ進化論」は、もう頭から離れません。

音楽業界は、氷河期に入った気配がします。

恐竜が、倒れていくイメージです。



音楽作品は、ITの海に沢山漂流しています。

2.0の世界に自分を合わせようと模索してます。







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ありがとうございました (磯輪)
2006-07-06 22:02:35
 としたかさん



本当にいい出会いでした。

としたかさんと出会ったことと同じくらいいい出会いでした。

再来週はサンロフトさんで勉強させて下さいね。
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ありがとうございますっ! (としたか)
2006-07-06 09:52:14
ベストセラー「ウェブ進化論」の読者はIT系の仕事についている人が多いのではないかと思っていましたが、やはり磯輪社長ほど見識の高い方でも



>私はITの専門家じゃないので、そこまで勉強しなくても・・・



と思われていたのですね。読んでいただきありがとうございます。



でもさすがです。ご指摘いただいた点



 ・情報の公開による共有化

 ・情報は受け手が選択する

 ・情報自身の淘汰



電子メールよりもさらに進化した この情報共有のスタイルは、業種・業界に関わらず多くの企業で効果を発揮する とても本質的で重要な部分だと思います。



自分ももう1度「ウェブ進化論」を読み返すきっかけになりました。どうもありがとうございました。
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