かつては正真正銘だったのに・・・

 

これは、１９８１年、トーメンに入社して２年目にイギリスへ出張した時に、相棒の

キースのサイモン・バロン社へ出張した時の写真です。

 

大学を卒業して、トーメンに勤務していた時、英検１級を持っている同期が二人いました。

ひとりは同志社大卒のＴくん。彼はなかなかうまい英語を話しました。もうひとりは

名工大のＦくん。でも彼、私からすると、私よりずっと英語が下手でした。

　「オレの方が絶対上手いのに、悔しいな～」

と思うけど、資格が無いと、負け惜しみにしか聞こえないので、

　「だったらオレも１級取ろう！」

と思い、早速受験しました。

結構自信があったので、事前に勉強など一切せず受験しました。

 

１次は合格して、２次へ。

絶対通ると思って臨んだんですが、３分間のパブリックスピーキングが時間内にまったく

収まらず、見事不合格・・・

 

今はどうだか知りませんが、当時は、１次試験合格者は次の試験までは１次が免除に

なったので、２次から再チャレンジ。パブリックスピーキングは２つのテーマがその場で

出され、どちらか好きな方を選択して、話すというスタイルで、この時は、

　『日本と欧米の働き方の違い』

のようなテーマを選んで、当時トーメンで担当していたイギリス、ドイツ、特にイタリアの

メーカーが、夏休みが１か月もあって、ただでさえ納期が長いのに、その上約束した納期を

ちっとも守らず、平気で納期遅れするので困るというような話をしました。

 

出来はあまり良くなかったので、

　「今回もダメかな～」

と心配したけど、何とか合格できました。　

　　　　

合格証書を見ると、１９８３年７月だから、トーメンに入って４年目のこと。この年の

６月にツノ坊と結婚した直後でした。やっぱりツノ坊は私の女神様なんですね。(笑)

トーメンを退職してからは、ＩＳＯＷＡでは海外関係の仕事を長らく担当しなかったので、

ほとんど英語を使うことがなくなり、これでずい分英語の腕前（口前？）が落ちました。

アメリカから帰国した直後は夢も英語で見てたから、あのまま海外の仕事してたら、

今でももっと上手に話せただろうに、残念です。

 

今ではもう絶対に合格しないので、大切に保管しておきます。(笑)