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東京で出版関係の方とお話しました。
と言っても、私が本を出す訳ではありませんよ。
40年以上出版関連業界で働いてきた方で、
「初めてからの40年は本当におもしろかった。
でもこの数年は猛烈に逆風になってしまった」
と言い、その具体例として、ある支店長時代は、
「週に3回ゴルフをして、1年で交際費を¥
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と豪語されました。
一番「目からウロコ」だったのは、
「本を売る一番のお得意さんはゼネコンさんだった」
という話です。本をゼネコンに売る?どういうことか分かります?
昔、ちょっとした家の居間や応接室にはサイドボードがあって、
そこには決まったように平凡社の百科事典シリーズや文学
全集が鎮座してましたよね。
これを効率良く売るために、新しいマンションの計画が分かると、
ゼネコンに営業をかけて、そのマンションの全庫に百科事典を
標準装備させたっていうんです。
「マンション買う人は喜んでたけど、その百科事典全巻の
値段も、知らずにローンで払っていたってこと。
だから百科事典などがフルセットで一度に100セット
とか売れたんだよ」
いや~、すごいですね~
こういうビジネスモデルがあるんですね!
考えてみれば、今だとネットの環境やケーブルテレビが最初から
装備されていることと同じだけど、百科事典や文学全集のフル
セットって日常の必需品じゃないからな~
こういうものまで込み込みでマンションが売れたっていうのは、
やっぱりいい時代だったんでしょうね。
だからこそ、週に3回ゴルフができたり、交際費が1000万も
使えたんだと、納得しました。
時代は、そして環境も、大きく変わってしまったけど、こう言う
ビジネスの発想は見習わないといけないですね。
これも含めて、いろいろ気付かせてもらいました。
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