磯輪日記

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「亡国のイージス」

2005年08月21日 16時15分45秒 | I LOVE シネマ・ドラマ

最近は何故だか邦画ばかり観ています。
「フライ・ダディ・フライ」、「ヒノキオ」、「星になった少年」、
「電車男」。そして今日は「亡国のイージス」でした。

春に「ローレライ」を観た時、本編前の予告編の時間にこの映画が
紹介されました。ちょうどその時「亡国のイージス」を本で読んで
いたんです。普通私が読むジャンルの本ではないけれど、たまたま
読む本がなくなって、本屋で「まあいいや」って買いました。
だから「あれ、これ今読んでる本の話だ。映画になるんだ。それに
『ローレライ』も同じ人が書いてるんだ。」と知りました。

本は、後半はかなり盛り上がり、ワクワク、ドキドキしながら読み
終えました。でも本が良くても、映画やドラマになるととても薄っ
ぺらくなって、ガッカリするのが相場なので、映画を観る気は
なかったんです。

ところが少し前に東京で大学時代の自動車部の仲間で久し振りに
集まった時、その中の何人かが、
 「『亡国のイージス』は本を読んだ後でも、映画でも楽しめる」
って言うから、「ほんじゃ観てみるか」ってことになりました。

結論から言うと、この映画は、本を読んだ私としては、本の復習
がてら、そのイメージを迫力ある映像でかなり膨らませてくれま
した。特に迫力という点では、
 「日本の映画もここまでやれるようになったのか!
  防衛庁、自衛隊の偉い人の頭も随分柔らかくなったもんだ」
と感心しました。
でも本を読んでいない人では、ストーリーがとても完全に理解
することは無理じゃないかな。

一番心に残ったのは、本にも、映画にもあった、
 「『攻撃されない限り、攻撃できない』という自衛隊の海上警備
  行動のルールは、先制攻撃を受けてた後も自分たちが生存する
  ことを前提に成り立っているが、現代戦では最初の一撃がすべ
  てを決してしまうという現実がある。」
という台詞です。

本当に「自衛隊とは、国を守るとは、どうあるべきか?」を考え
させられました。


映画の後は、久し振りに泳ぎに行きました。
35分で1300m。結構快調だったな。

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