願い叶ったきのこ鍋

先月、みくに茶屋へ行った時、ちょうどお店のご飯が品切れになっていて、

　「もうすぐご飯炊けるから、それまで今ある分で食べててね。
　　炊け次第、おかわりしてもらうから」

その時、一緒に出てきたお味噌汁がとっても美味しかったので、お勘定の時、
お店の人に、

　「お味噌汁もめちゃくちゃ美味しかったですよ」

と伝えたら、

　「お詫びに、普通のお味噌汁にきのこ汁を加えて出したの」

　「そう、だからあんなに美味しかったんだ。今度はそのきのこ汁を
　　たっぷり食べたいな～」

こんな話をしてたら、同行のＹくんが、

　「私のほうには、お味噌汁付いていませんでした・・・」

どういうことかと言うと、自然薯定食と朴葉味噌定食、いずれも捨て難く、
結局両方頼んで、Ｙくんと二人で分け合おうということにしました。

それでとりあえず、Ｙくんの方に自然薯定食。

　　　　　　　　　　

私の方に朴葉味噌定食が配膳されました。

　　　　　　　　

メインの料理は分け合いましたが、それ以外は自分に出されたお膳にのった
ものをそれぞれ食べました。当然、メイン料理以外は同じと思っていたから
です。

でも上の二つの写真をよ～く見て下さい。
メイン以外も微妙に違うし、決定的に違うのは、朴葉にはお味噌汁が付いて
いるのに、自然薯には付いてないことです。

その違いを知らなかったので、美味しかった味噌汁プラスきのこ汁を私は
一人で平らげてしまった訳です。Ｙくん、申し訳なかった。


それくらいきのこ汁が美味しかったので、

　「ぜひもう一度たっぷり食べたい」

と思い、今日、ツノ坊とツノ坊の両親を連れて、はるばる岐阜県土岐市の柿野
まで出掛けてきました。

思ったより遠かった。自宅から３０ｋｍ。１時間半掛かりました。

お昼のピークを外して、１時半過ぎに到着したのですが、今日もしっかり混んで
いた。名前を書いて、３０分くらい待たされました。あんな山の中の周りに何も
ない、ポツンとあるお店に、みんなわざわざ足を運ぶんですね。つまりそれだけ
美味しいってこと。

待ってる間にお店の外をブラブラしてると、

　　　　　　　　

ありました、ありました。自然薯が。

きちんと包装されたものも。

　　　　　　　　

５０００円なんて代物も。高級品ですね～
でもそんな高級品にも関わらず、無造作に外のテーブルの上に置いてあって、
そばには誰もいません。

　「盗まれちゃうジャン」

とこちらが心配になるくらい。


やっと席に案内され、いざ注文する段になって、いろいろ迷って、結局、自然薯
定食にきのこ汁（鍋）を別途追加注文することに。それとおまけに味噌でんがく
も。

まずはでんがくの登場。

　　　　　　　　　　

フワフワです。愛知県の小原のお豆腐とのことです。

ついで、とうとう念願の純正のきのこ汁とご対面～

　　　　　　　　

小さな鉄鍋に、一体何種類のきのこが入っているんでしょう。見たこと無いような
きのこがいっぱい。
自分ひとりだったら、毒キノコじゃないかと、恐ろしくって
食べられないような、きのこいろいろ。

食べる前に写真を撮るところ、焦ってかなり食べた後、思い出して、あわてて
写真撮ったので、スタート時と比べて量がかなり減ってます

おいしかったな～　

もちろん自然薯もサイコー！

ふとテーブルの上に目をやると、囲炉裏風になっていて、冒頭の写真のように
魚が突き刺さっています。

　「いい感じ」

と悦に入っていると、

　「それニセもんです」

　「・・・」


お腹いっぱいになって、大満足で、帰路、瀬戸で陶器のお店を覗こうと、駐車
したところで、
　「あ、デジカメ、お店に忘れた！」

こうして、ツノ坊たちは陶器のショッピング。私は一人、お店まで戻る。　


往復１時間、余分に運転しました