磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける
世界一社風のいい会社を目指しています。

遅れた夏休み 3日目プラス晴天

2008年10月01日 22時26分19秒 | オフ・タイム

朝起きて、時間が経つにつれて、天気が急速に回復し、ホテルを出発する前には
快晴になりました。

今朝は、まず大原の三千院へ向かいました。

オフシーズンということもあり、とても静かで、落ち着きのある中、見学でき
ました。

もう一箇所どうしても今回行きたかったところがあるので、早々に大原を発ち、
午後は嵐山を目指しました。

ここで自転車をレンタル。それもただの自転車じゃありませんよ。電動アシスト
付きの自転車。

こぎ出してみると、これが何と楽なこと。

 「いいね~」

などと言っている内、段々それほど楽ではなくなってきました。
でもツノ坊は相変わらず、

 「これすごいね。こわいくらい。勝手に進んじゃう」

思わず、

 「やっぱりツノ坊はスポーツクラブの体力測定で『強い』だけあるね。
  オレはまだまだだな~」

とツノ坊が、

 「何か変じゃない?」

 「あ、電動アシストの電源入れてなかった!」

早速スイッチオンすると、ぶったまげました。体が置いてかれるんじゃないか
と思うほど、自転車が勝手にグイッと前に進んじゃいます。

 「これすごいね。こわいくらい。勝手に進んじゃう」

これって、最初にツノ坊が言ったのと、まったく同じセリフじゃないか!

 「だったら最初の頃、『楽~』っていそチャン言ってたの何だったのよ!」

 「う~ん」

あれもスポーツクラブでのトレーニングのおかげだったでしょうか。
行ってなければ、たとえ最初だけでも、電動アシスト無しで「楽~」ってこと
にはならなかったんだろう。ということにしておいて下さい。


話を元に戻して、ツノ坊が今回どうしても行きたかったところへ、『グイグイ』
自転車で向かいました。

目的地は、奥嵯峨にある祇王寺です。

ツノ坊が、ひとみや光の先生から勧められて読んだ『平家物語』の中で、
京の都で平清盛に寵愛された白拍子 祇王が清盛に捨てられた後、

  「萌え出づるも 枯るるも同じ 野辺の草
    いずれか秋に あわではつべき」

と歌って、尼となってこの地に落ち延びました。

 「そのお寺をぜひ訪問したい」

ということで、訪れた祇王寺。

嵐山は平日というのに、ものすごい人出(と私たちは思いましたが、渡月橋の
袂のお店のおっちゃんによれば、「ピーク時は夜明けと同時に歩けないくらい
の人出だよ」)でしたが、ちょっと嵯峨野に足を踏み入れるだけで、静寂の
世界が。

嵯峨野の山に分け入ったところに、山を背負ったようなかたちで立つ祇王寺は、
今回訪問した中で紛れもなく最高でした。

この寂しい庵で、800年以上の昔、二十歳そこそこの祇王がどんな気持ちで
暮らしていたのか。庭の景色のすばらしさと、その悲しい思いがとても対照的
に感じられました。


冒頭の写真は、平等院で自分で手を伸ばして撮ったツノ坊とのツーショット
です。自分のリーチ目いっぱいとは言え、あまりのクローズアップショット
で、さすがの私の恥ずかしいので、小さ~くしてアップしました。
そこんとこ、よろしく。



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