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東北王として満州の人々に愛されて
いたなどなど、知らなかったことをたくさん知ることができたという
ことだけでも、読んだ価値ありました。
西太后、袁世凱、ラストエンペラー溥儀など以外にも、実在の人物で
ありながら今まで知らなかった宋教仁、王永江、趙爾巽や、張作霖の
配下の個性的な馬賊の長たち。
さらに前作の中心だった、空想の人物たちがまことに見事に彼らと
からみ、日本との関係も深くなり、もう、やめられない、とまらない
状態になっちゃいました。
4巻の最終盤で、何だか慌ただしく場面が次から次へと展開し、
張作霖の爆殺で終わると思ったのに・・・
こうなったらここで終わる訳にはいきません。
普通は、出張時に読むことを考え、小説は文庫化するまで買わない
私ですが、今回だけは例外です。
その後のシリーズ最新刊、つまり単行本しか出てない、張作霖爆殺
事件の謎に迫るという『マンチュリアン・リポート』を買って、
読み始めました。
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それだけじゃない、さらに、
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「『浅田次郎とめぐる中国の旅 『蒼穹の昴』『珍妃の井戸』『中原の虹』
の世界」という旅行ガイドブックまで買っちゃいました。
ということは、いつかはその道筋をゆっくり旅してみたいんです。
いつのことになるのか分からないけど、あ~、楽しみだな~
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