磯輪日記

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『総二階建て構造』と『隠れ現場の新星』

2020年04月29日 20時37分32秒 | ISOWAの風土改革

 

昨日の午前、ひやく祭のプロジェクトのチーム②のメンバーとWebミーティング

でした。

 

3月頃から ひやく祭プロジェクトが2つに分かれて活動するようになりました。

チーム①はいわば『主流派』。これまでプロジェクトをけん引してきたメンバーが中心

です。となるとお分かりのように、チーム②は『反主流派』ではないものの、

『非主流派』であることは間違いありません。(笑)

 

そこで『非主流派』のチーム②のメンバーにもどうしても頑張って欲しくて、彼らに

呼び掛けてミーティングを仕掛けてきました。

 

一人ひとりが自分の飛躍を描くだけでなく、仲間での融合ストーリーを描こうとして

いるんですが、結果として『非主流派』も知らないうちに『主流派』と同じような

流れになってきました。 これも『融合』です。

 

彼らとは、ISOWAの新人事制度の等級の考え方を紹介しつつ、議論しているん

ですが、昨日、監査役のTさんから、こんなコンセプトが示されました。

 

ISOWAの行動指針 『オレがやる 協力する 明るくする』。

3つそれぞれに、『オレがやる 協力する 明るくする』の三段階あるんじゃないか

という考えです。

 

う~ん・・・ 思わず唸っちゃいました。

唸ったというのは、参ったな~、やられたな~ っていう意味でです。

つまりISOWAの行動指針は総二階建て構造だということですね。

(あ、この『総二階建て構造』というネーミングは私がこのブログを書きながら、

 考え付いたんです)

 

この行動指針が誕生したのは15年以上前ですが、10年くらい前から、

 「風土改革的には順番が逆だった」

という気付きがありました。つまり

 『オレがやる 協力する 明るくする』

でなく、

 『明るくする 協力する オレがやる』

っていうことです。

風土改革こそ、分析でなく綜合。ストーリー性が大切。ストーリーとは箇条書きでなく

順序が大切。

3つの因果関係を考えれば、『明るくする』が風土改革の初級。それができて

『協力する』段階へ発展し、それらがセーフティーネットとなって、最も難易度の高い

『オレがやる』と言い出しっぺが現れる。

 

その後、『協力する』にも、「言われたら協力する」という段階と、「言われなくても

相手のことを察して自ら『協力しようか』と言い出せる協力する」、つまり

「オレがやる」に近い「協力する」があるということも、しばらく前から定説になって

いました。

 

しかしTさんのコンセプトは、従来の考え方を大幅にグレードアップしたもので、お互い

『氷山』を研究し合う仲の私にすれば、ノーベル賞ものです。

 

上記の図は、左から右に向かって風土改革の発展段階を示しているんです。

ISOWAの行動指針の総二階建て構造コンセプトは、ISOWAの新人事制度の骨子を

端的に表現しているようにも感じました。

 

チーム②のメンバーからは、

 「自分に技術、技能が備わっていないことを十分自覚しているから、

  『実力も無いのに分かったようなことを言ってる』と思われるのが

  嫌で、本当は『現場の新星』の資格が十分あるのに、それを表に

  出さない『隠れ現場の新星』っていう人もいると思います」

というものすごく鋭い意見がありました。

『総二階建て構造』と同じくらい驚きました。 

いやはや『非主流派』だったのに、今や堂々たる王道を行く『超主流派』です。

 

 


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4 コメント

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Unknown (4年目の卵)
2020-04-30 08:16:03
英之さん、
先日はお時間を割いて頂きありがとうございました。
ミーティングが活発になり、理に対しての理解が深化してきていることを実感しつつあります。
しっかりと、本音で対話し納得の行く結論に進んでいき
ジブンの未来について考えていきます。
時には、後ろを振り返ることで新たな発見がありレベルアップの材料になるかも知れないので前ばかりに囚われずに行動して行ければと思います。
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イイね (磯輪)
2020-04-30 19:53:44
 4年目の卵くん

> 理に対しての理解が深化してきていることを
> 実感しつつあります。

イイね。実感、手ごたえっていうのが一番
確かなことです。たとえ人にはうまく説明
できなくてもね。

今日もチーム①のみんなと話し合った時、
彼らにも伝えたけど、最近、ストーリーに
まとめることの価値は私の中では低下した。
というのも、苦労して、苦労して、悩んで、
悩んで、今もあきらめずに話し合っている
みんなの真摯な姿に感動してしまい、
それがひやく祭の最高の成果物のような
気がしているから。

でもこれだけひやく祭のみんなが頑張ったことを
私や一部の人間だけじゃなく、社員全員にも
知って欲しいと思うと、何か形にも残したい。

材料はいっぱいできてきたから、色付けは
プロに任せればいいから、とにかく出し切って!

もうひと頑張り!
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Unknown (右下のI)
2020-04-30 22:17:32
ノーベル賞ものの誕生に立ち会えたこと、光栄に思い、またとても納得させられました。
英之さんとの直接の対話はありがたいことですし、毎回気付きと納得があります(先日はスッキリしました笑)。
お忙しい中、ありがとうございます。

英之さんとの会話だけでなく、私たちだけのミーティングも回を重ねる毎に良いもの(これまで以上の意見交換、熱意)になっています!!
今はこの勢いのまま、振り返りという意味で一旦全力で後ろに進んで?みたいと思います。笑
またご報告致します。
ありがとうございました!!
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溜め (磯輪)
2020-05-01 19:47:30
 Iくん

時には『溜め』が必要です。
それが次への飛躍のバネになる。
しっかり振り返って、溜めをつくって、
そうして思いっきり飛躍してください。
楽しみにしてるよ。
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