現場の小さな変化たち その？

世の中はお盆のお休みの真っ最中。

わが社もこれまで組み立てていた機械が一斉に出荷され、それに伴って
多くの社員が機械の据付に出かけています。

ということは、工場内は結構ガランとしています。
そしてそういう時を目がけて、そういう時しかできないことを工場では
やっています。

一時的に空いたスペースを利用して、床の塗装を行います。

普段は倉庫から出庫した部品の置き場。ここにある部品棚を組立スペースに
一時移動して、出庫部品置き場の床を塗ります。

でもこれがそんなに簡単ではありません。
まず床を良く拭いて、その後塗料が定着しやすくする液を塗ります。

　　　　　　

そして４時間くらい待って、定着液が乾いたところで、やっと本番。
部品置き場はクリーム色と決めてあるので、その色で塗ります。

　　　　　　

みんな社員が力を合わせて行います。上の写真はクリーム色の塗料を
塗った後です。でももうさっそく部品棚が元に位置に戻ってしまって
いました。

そこで床がまだよく見える反対側から撮ったのが冒頭の写真です。
結構明るいクリーム色です。

それ以外にも、未出庫の購買品倉庫も塗ります。

　　　　　　

これは倉庫から出した部品棚です。たくさんあります。　　　　　　


今のところ、部品置き場しか塗装できていませんが、私の希望は、
ずっと以前に塗っただけの組立エリアもわが社の色のルールに則って
早く塗装したいと思っています。

このエリアは、とても広くて、また空くことが短いので、なかなかの
難物で、実施できていません。でも遠からず、みんなが工夫して、
きれいに塗ってくれると信じていたら・・・

始まっちゃいました！

　　　　　　

　「え、こんなにきたないの？！」

ちょと待って下さいね。これはまず洗浄液で表面の汚れを落としただけ。
これから塗装します。色は、議論百出。とりあえず組立スペースはグレーに
塗ることになったそうです。どんな出来具合か、とっても楽しみです。

もちろん床以外にも、せっかくだからと、工場の搬出口のスロープの
鉄板も、「注意」の黄色でおめかしです。

　　　　　　


そんな中、ふと目に留まったのが、防錆フィルムの効果検証です。

　　　　　　

同じ部品を、左から順番に：

　①毎週１回錆止め油を塗って保管

　②普通のビニール袋に入れて保管

　③防錆フィルムの袋に入れて保管

で、その錆びる様子を比較するという実験です。

もう５月から工場の一角で実験しているので、担当のメンバーに

　「ところで、この効果はどうだった？」

と尋ねたところ、

　「①でもなかなか錆びないので、効果が確認できるまで、１年くらい
　　かかりそうです」　

長期の検証プロセスになりますね。ズルして、わざと①を錆びさせることの
ないよう、お願いしておきました。


でも先月完了した工場の遮熱工事のおかげで、連日３５度を超える猛暑
にもかかわらず、あまり暑さを感じません。

今回遮熱した工場の広さは４０００㎡です。ここに４０kwのエアコンが
５台付いています。以前はこの５台をフル稼働させても、まったくと
言っていいほど効果はありませんでした。

ところが今回の遮熱工事（断熱ではありませんので、くれぐれもお間違い
なく）後は、何と工場のシャッターはすべて閉めるようになりました。
閉めた方が涼しいのです。

そして今日など中で働く人が少ないこともあって、４０kwのエアコンを
３台動かしているだけです。それで工場内が何となくひんやりします。

本当に遮熱工事の効果は抜群です。
暑くなればなるほど効果が体感できるって感じです。


興味がある方は、わが社の営業マンブログ『オレがやる』の、７月２４日、
２５日、２６日を見て下さい。