思わず人に話したくなるような面白いストーリーでした

 

アイビスを導入頂いたＸ社様へ、お礼に伺いました。

Ｘ社のＺ社長は、私が大好きな社長のひとりで、これまでも伺う度に、ユニークな

経営のお話を聞かせてもらってきました。

 

ただ今回の訪問で、私のＺ社長に対する理解はかなり表層的だったことを思い知らされ

ました。

 

お客様を訪問すると、必ずと言っていいほど話題になる業界の常識。

Ｚ社長は、この業界の常識に敢然と立ち向かったのです。しかしこの『敢然さ』、

決して『蛮勇』じゃなく、実に合理的なものでした。私、この業界に入って、３８年に

なります。その間、多くのお客様と面談してきました。しかしこんな手を打ったお客様は

初めてです。

 

最高に筋のいい打ち手に、感心するあまり、思わず、

 

　「Ｚ社長には、誰かこういうことを相談する相手が、社内または

　　社外にいらっしゃるのですか？」

 

と尋ねたら、この答えがまた凄かった。

 

　「お客様です。お客様が『おかしい』と言われることにヒントをもらいます」

 

こういう話、よく聞きますが、お客様が「おかしい」と思うことって、自分たちも

分かっているけど、なかなか変えられないもの。変えられないと信じ込んでいるものです。

言うは易く行うは難し。

 

しかしそれを実行に移したＺ社長。

いままでも「センスがいいな～」と思っていましたが、今回はそんなレベルをはるかに

越えたものでした。　戦略ストーリーの語り手、そしてそれを実践者。完全にやられ

ました。　

 

業界に入って３８年間で聞いた中で、最もワクワクした戦略ストーリーでした。

 

帰社の途についても、まだ名残惜しくて、ついついルームミラーで振り返ってしまい

ました。　

 

　　Ｚ社長、すばらしい戦略ストーリーをご教授下さり、心から

　　お礼申し上げます。　ありがとうございました。