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何だかとっても不思議な映画でした。
主人公の世之介を演じる高良健吾。今までとはまったく違った役柄だけど、
この映画を観てたら、
「本当はこういう役のほうが似合ってるんじゃないか」
と思わせるほどのはまり役です。
世之介の彼女役が吉高由里子。私もツノ坊もまったく知らない娘でしたが、
天真爛漫さ(実際は知りませんよ 笑)がピッタリでした。
長崎から東京の法政大学に合格して、上京した世之介の周りで起こる
いろんな出来事。ついつい、クスっと笑ったり、「あるある」と共感したり、
「そんなバカな~」とその馬鹿馬鹿しさに呆れたり、ちょっとハラハラ
することも。
そんないろんな出来事に特別な繋がりがあるわけじゃないのに、全編3時間
近く映画は続きます。
この映画は何を伝えたいのか?
それもよく分からないけど、見終わった後、ほのぼのとした気持ちになれる
不思議な映画でした。
なぜなんだろう? と見終わった後、ずっと考えました。
私なりの答えは、この映画、いろんな人が登場するんですが、悪い人って
いうタイプが一人もいないからだと思いました。
誰もが、超善人ではないけど、そこそこ善人で、決して悪人じゃない。
みんながいい人。そんな世の中になるといいという思いが込められた映画
だったんでしょうか?
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