磯輪日記

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『横道世之介』

2013年03月03日 19時27分22秒 | I LOVE シネマ・ドラマ

何だかとっても不思議な映画でした。

主人公の世之介を演じる高良健吾。今までとはまったく違った役柄だけど、
この映画を観てたら、

 「本当はこういう役のほうが似合ってるんじゃないか」

と思わせるほどのはまり役です。

世之介の彼女役が吉高由里子。私もツノ坊もまったく知らない娘でしたが、
天真爛漫さ(実際は知りませんよ 笑)がピッタリでした。


長崎から東京の法政大学に合格して、上京した世之介の周りで起こる
いろんな出来事。ついつい、クスっと笑ったり、「あるある」と共感したり、
「そんなバカな~」とその馬鹿馬鹿しさに呆れたり、ちょっとハラハラ
することも。

そんないろんな出来事に特別な繋がりがあるわけじゃないのに、全編3時間
近く映画は続きます。

この映画は何を伝えたいのか? 
それもよく分からないけど、見終わった後、ほのぼのとした気持ちになれる
不思議な映画でした。

なぜなんだろう? と見終わった後、ずっと考えました。

私なりの答えは、この映画、いろんな人が登場するんですが、悪い人って
いうタイプが一人もいないからだと思いました。

誰もが、超善人ではないけど、そこそこ善人で、決して悪人じゃない。

みんながいい人。そんな世の中になるといいという思いが込められた映画
だったんでしょうか?



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