ボ、ボ、僕らは

先週、東京へ出張した折、小伝馬町でお客様と昼食をご一緒しました。

雪が降り、都内でも歩道にもうっすらと雪が積もり、足元がとても不安全
だったので、お店まで、そろり、そろりと歩き、やっとお店の前に着きま
した。



この日は、昼からすき焼き。
関東風なので、割り下で料理するスタイルでした。
ライトなメニューでしたが、それでもお腹いっぱいになりました。

それより何より気になったのが、コンロなんです。

　　　　　　

水をはった器の中央にほんのり火が熾っています。
炭です！　水火鉢って言うそうです。


料理してくれるお店のお姉さんに聞いてみたら、

　「開店当時から使っているものだそうです」

　「いつからお店をやってるんですか？」

　「1969年です」
　
　「！　っていうことは明治２年！」

　「この辺りでは最も古いそうです」




そういえば、テーブルに敷いてある紙のランチョンマットにその歴史が
書いてあるようですが、さっぱり読めないので、

　「これは何って書いてあるんですか？」

とお姉さんに聞いてみたら、

　「すみません。私も読めないんです」

　「え！　それってヤバくないですか？」

　「そうですよね、勉強しておきます。
　　だってこっそり調査に来られたら、
　　まずいですよね」

　「・・・実は、僕ら、ミシュランの秘密調査員
　　なんですよ・・・。　あ、言っちゃった！」　笑

　「あ、そうだったんですね」　笑


ということで、伊勢重さんのレポートでした。