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這々の体で、ヤバかったUAEのドバイからオマーンのマスカットへ
移動しました。飛行機で1時間ほどのフライトです。
オマーンは二度目ですが、1回目は 磯輪日記を始める前でしたから、
もう10年近く前だと思います。ということは磯輪日記初登場という
ことですね。
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午後の半ばにホテルにチェックインし、夕方からお客様が市内を
案内してくれました。
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まずは中東ではここしかないというオペラハウス。
何とも言えぬエレガントなデザインです。
次いで世界でも指折りの規模のグランドモスクへ。
とにかくその大きさに度肝を抜かれます。
間口が300mくらいあるでしょうか。奥行きが150mほど?
正面左手から見ると:
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真正面の入口でしょうか?
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正面右手からは:
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最初に撮影した正面左角がはるか彼方に見えます。
側面に回ってみると:
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正面入口の真裏は:
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お祈りの部屋は、男女別々にあり、男性用は一度に6000人が
お祈りできるという規模。1日に5回のお祈りの時間には、
イスラム教徒なら誰でもやって来てお祈りできるそうです。
実に美しい建造物です。
マスカットの市街地は清掃がゆき届いていて、緑も多く、
時間もゆったりと流れる感じです。
今や、イケイケさ、ケバケバしさでは上海と両雄であろう
ドバイからやって来ると、ホッとします。
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ただ郊外に出ると、砂漠、土漠、あるいはアリゾナを思わせる
様な岩山となります。ひとりで夜ドライブしたら、怖くて堪らない
そんな光景です。
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断崖絶壁に建つリゾートホテル。
あまり泊まりたいとは思わないな~
今度は旧市街に足を運んで、パレスを見学。
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この頃には陽も沈んでしまいましたが、照明に映える姿が美し
かったです。
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最後はムトラスーク。
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日本の商店街のアーケードよろしく、屋根がかかっていて、
その屋根の内側がタペストリーのようなもので飾られていて、
ドバイのスークより趣があります。
ここはマスカット唯一のスークなのでしょうか、ドバイのスークは
金や、スパイス、ファッションなど専門化しているのに対して、
いろんな店が混在しています。
近年になって石油が見つかり、中東の中でも最も好況にわくオマーン。
人口は260万ぽっちなのに、今、ドバイ以上の新しい空港を建設中なんです。
今の空港は、セントレアよりガランとしているのに、ドバイより大きな空港が
とても必要とは思えませんが、きっとお金の使い途が無いんでしょうね。
でもドバイみたいにはなって欲しくないな。
お金は間違いなくあるから、作ろうと思えば、作ることはできるね。
お金が余るほどならいざ知らず、お金が今や無い日本でも同じような
ことを平気でやる議員や役人さんたちはどうしたもんだろう?
何でもありのドバイと違って、イスラム教の色がまだ残るオマーンに
西洋文化の象徴の様なオペラの専用劇場が作られたということは
画期的なことだそうです。
開明的な国王の方針だそうです。
やはりリーダーの考えは重要ですね。
30年前と今では、浦島太郎、いやひょっとしたらウルトラマン太郎
くらいの差でしょうね。
石油の力を感じずにはいられません。
夜は更にライトアップされてとても綺麗でした。
マスカットのスークはドバイより更に異文化が漂って、
見ているだけで楽しかったです。
しかしドバイより田舎のマスカットが
更に大きい空港が必要なのか本当に疑問です(笑)
どうぞお気おつけてお仕事なさいますように。
お疲れ様です。
中東の海はブルーがきれいだったのを覚えています。シンガポールの海と大違いでした。
中東では、マスカット、リヤド、ダハラン、アブダビ、ドバイ、シャルジャ(アラブ首長国連邦の一つ)、ドーハ、マナマ、バグダッド、カイロ、アルジェ(アルジェリアの首都)に出張で行きました。マナマが一番過ごしやすかった記憶があります。