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119番にかかってくる緊急通報。
それに対応する緊急指令室のオペレータの人々と、通報者のやり取りだけという極めて異例な
番組です。
最初、何気なく見始めたけど、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
最初は、「通報しても、救急車が来ない!」と怒鳴る男の通話で、そういう話かと高をくくって
いたら、とんでもなかった。
「隣の人が血を出している・・・」
次にこんな電話が。
住所を確認しようとしたら、電話が切れてしまう・・・
と、オペレータの上司が、
「大丈夫です。常習(犯)です」
そんなのあり!
薬を大量に飲んでしまった息子を前に、震える声で電話をかけてきた母親。
オペレータが、蘇生の手順を教えても、おろおろして何もできない。
お風呂で奥さんが倒れたと言う、年配の男性。
住所を聞かれても、気が動転して、自分の自宅の住所が出てこない。
私だって、もしそういうことになったら、こうなると思う。
子どもが呼び掛けても反応しない、ひきつけを起こしているという若夫婦。
倒れた子どもを前に、夫婦喧嘩している。 明らかに奥さんの方がしっかりしている。
オペレータの指示で、子どもさんがすぐに息を吹き返して、本当によかった。
こういうやり取りだけのノンフィクションストーリー。
だけど下手なドラマより、ずっとドラマチック。
そして、12年前、父が倒れていた時、自分で119番した朝のことを思い出しました。
あの時も、同じように、この番組と同じように、まず
「呼吸してますか?」
と聞かれたけど、正直、呼吸してるかどうかなんて、分からなかった。
それから心臓マッサージのやり方を教えてもらい、マッサージしたけど、気もそぞろだった。
そんな場面が蘇りました。
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