磯輪日記

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『エマージェンシーコール』

2022年12月12日 21時28分35秒 | I LOVE シネマ・ドラマ

 

119番にかかってくる緊急通報。

それに対応する緊急指令室のオペレータの人々と、通報者のやり取りだけという極めて異例な

番組です。

 

 

最初、何気なく見始めたけど、ぐいぐい引き込まれてしまいました。

 

最初は、「通報しても、救急車が来ない!」と怒鳴る男の通話で、そういう話かと高をくくって

いたら、とんでもなかった。

 

「隣の人が血を出している・・・」

次にこんな電話が。 

住所を確認しようとしたら、電話が切れてしまう・・・

と、オペレータの上司が、

 「大丈夫です。常習(犯)です」

そんなのあり!

 

薬を大量に飲んでしまった息子を前に、震える声で電話をかけてきた母親。

オペレータが、蘇生の手順を教えても、おろおろして何もできない。 

 

お風呂で奥さんが倒れたと言う、年配の男性。

住所を聞かれても、気が動転して、自分の自宅の住所が出てこない。

私だって、もしそういうことになったら、こうなると思う。

 

子どもが呼び掛けても反応しない、ひきつけを起こしているという若夫婦。

倒れた子どもを前に、夫婦喧嘩している。 明らかに奥さんの方がしっかりしている。

オペレータの指示で、子どもさんがすぐに息を吹き返して、本当によかった。

 

こういうやり取りだけのノンフィクションストーリー。

だけど下手なドラマより、ずっとドラマチック。

 

そして、12年前、父が倒れていた時、自分で119番した朝のことを思い出しました。

あの時も、同じように、この番組と同じように、まず

 「呼吸してますか?」

と聞かれたけど、正直、呼吸してるかどうかなんて、分からなかった。

それから心臓マッサージのやり方を教えてもらい、マッサージしたけど、気もそぞろだった。

そんな場面が蘇りました。

 

 


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