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ウクライナのゼレンスキー大統領のアメリカ議会での演説すばらしかったですね。
ゆっくりと、はっきりと話してくれたので(と言っても、私に話し掛けてくれたわけじゃありま
せんけど )、かなり聴き取れました。
私が特に印象に残ったのは次の3カ所でした。
①「支援はチャリティーではありません。投資です。」
この箇所、いろんなところで引用されていますね。
でも私が感動しているのは、これに付随した
「(その投資を)私たちが最大の責任を持って、世界の安全と
民主主義にとって最も効果的に運用させてもらいます」
という部分です。 必ず結果を出すという、実に力強い決意です。
②「あと2日で、私たちはクリスマスを祝います。おそらくキャンドルの明かりで。
ロマンチックだからというわけではありません。電気が使えないのです。
何百万もの人々が暖房も水道も使えないのです。
しかし、私たちは不満は言いません。誰の生活がより楽かを判断したり、
比べたりはしません。」
最後の一文。報道で見る戦場でのウクライナ人魂そのものですね。
東日本大震災で被災した東北のみなさんの言葉を思い出しました。
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③「メリー・クリスマス、そして幸せで勝利に満ちた新年(Victorious New Year)を。」
Victorious New Year。 Victorious という言葉がいつまでも私の心の中で響きました。
歴史に残る、そして人々の記憶に残る名演説でした 
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でも、疑問があります。
なぜ日本でも、こんなにゼレンスキー大統領の演説がクローズアップされるのでしょうか?
これまでも、世界各地でいろんな紛争、戦争がありましたが、今回ほど日本人が関心を示し、
日本のメディアが継続して報道した例を、近年知りません。 私自身がその典型です。
スマホでのSNSへのリアルタイム投稿のせいでしょうか?
あるいはこのゼレンスキー大統領のスピーチ力でしょうか?
言葉の力って、スゴいですね。
自分達の生活に影響があるから報道され関心を持っているだけで、本質的には対岸の火事だと思っている人が多いと思います。
そういうことだと寂しいな~