「それは。。。」

海外出張用のビザを申請するため東京へ出掛けました。

申請する場所は、これまでにも数回訪問したことがあるので、さっさと手続きを終える
はずでしたが、あるステップで引っかかってしまいました。

実は、このステップ、海外出張すると、いろんな空港で同じ目に遭うんです。

それは何かと言うと、スキャナーでの指紋の読み込ませです。

なかなか読み取れないので、いつも

「力を入れて、強く押し付けて下さい」

と言われて、必死で押すのですが、それでも読み取れないのです。

今日は、係の人が

「もう一方の手で、上から押し付けてみて下さい」

と言われましたが、ちっとも読み込みません。

海外だと、係官がイライラしてきて、自分の手で、私の指を上から押すのですが、
それでもうまくいかないことが多いんです。

前から、毎回、

「なぜ私だけこんなにうまくいかないんだろう～？」

とずっと疑問に思っていたので、今日、係の人に、

「いつもこうなんです。
どうしてなんでしょうね？」

と聞いたら、

「大丈夫ですよ。。。」

と慰めてくれるのかと思ったら、それに続いて、

「年齢が高い方はそうです」

！ それって、私が年寄りってこと！？
そういうことだったんですね。 他の何でもない、ただ歳のせいなんだ。。。
厳しい現実を突き付けられて、

「そうか、歳のせいか。。。」

とつぶやいたら、申し訳無いと思ったのか、

「でも、若い人でもそういう人もいますから」

とフォローしてくれたんです。 優しいですね、この人。


その精神的ショックで冷や汗が出たのか、その後無事に認証されました。

ビザセンターを出た後、改めて指先を触ってみると、確かにカサカサです。

そう言われてみれば、最近、iPhoneや iPadの画面を触っても、なかなか反応しないことが
多くなってきました。これも 「歳のせい」なんでしょうか。。。？

もしそうだとすると、これって、老人ユーザー向けの情報端末の開発のヒントになるんじゃ
ないのかな～ ？

でも仮に「老人向け iPhone ができたとしても、それって売れるんでしょうか？
人間、誰しも、歳を認めたくないからな～

でも、もし発売されたら、私は買いますよ。
『名より実』ですから。

それに本当にもう歳ですから 笑