磯輪日記

世界の段ボールビトを幸せに!
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世界一社風のいい会社を目指しています。

実際はどうだったんだろう?

2014年12月24日 20時50分36秒 | オフ・タイム

先日の大河ドラマ『軍師 官兵衛』のブログに続いて、今日は朝の連ドラ
『マッサン』です。

このドラマをものすごく魅力的にしているのが主人公 マッサンの妻の
エリーを演じるアメリカ人女優のシャーロット・ケイト・フォックス。

とにかく演技が抜群にうまい!
目だけで十分語っています。表情、しぐさ、ポーズ、すべてで演じています。

少し前、NHKが彼女の特集をやっていました。

今回のヒロイン選びで、NHKは大胆なことをやりました。
海外の新聞に求人広告を出したそうです。笑
つまりオーディション募集の告知ですね。

アメリカでこの知らせを見たシャーロットは、

 「ものすごいチャレンジ!」

と感じて、応募しました。

何とか最終オーディションには残ったものの、NKHのディレクタによれば、

 「上位で残った訳ではなく、あまり注目していなかった」

そうです。

それもそのはず、このシャーロット、日本語はまったくしゃべれないんです。

そして最終オーディションで、芝居を演じることに。
日本語はまったくしゃべれないけど、必死で日本語のセリフを覚えて、臨んだ
んですが、演技の途中で、セリフを忘れてしまい、黙り込んでしまいました。

 「普通だったら『ごめんなさい』と演技を中断するだろうに、
  彼女は演技を止めないんです。
  ずっと無言のまま。そして何とか続けようとする。
  その姿を見て『これだ!』ということで、抜擢しました」


そうは言っても、日本語がまったく分からない彼女。
毎日の収録のために、必死で日本語のセリフ覚えが始まりました。

彼女の覚え方がすごいんですよ。

まず日本語のセリフの音だけをローマ字表記する。
次にセリフの一語、一語の英語訳をローマ字表記の下に書く。
さらに日本語のセリフの意味を訳した英文も書く。

日本語の音だけでなく、ひと言ひと言の意味を理解し、さらにそれと同じ
意味の英文のセリフを言うのと同じような感情で日本語のセリフを語る。

ものすごい努力です。
それ聞いただけで、感動しました。

彼女の演技を見ていると、近年のヒロインはまるで子どもの学芸会です。
唯一対抗できたとすると、『カーネーション』の尾野真千子くらいで
しょうね。


もうひとつの魅力は、彼女が演じるエリーという女性。



エリーのモデルとは、ニッカウヰスキー創業者 竹鶴政孝氏がウイスキー
づくりを学ぶための英国留学中に見初めた妻のリタです。

日本発の国産ウイスキーを作りたいという夫を、彼がくじけそうになる
時も、常に

 「絶対に夢をあきらめちゃダメ」

 「マッサンならできる」

と応援し、日本人になりきろうとするひたむきさ。

その姿に感動させられっぱなしです。


でもその反面、

 「モデルとなった女性は本当にこんなに献身的
  だったんだろうか?」

と思っていたんですが、ニッカウヰスキーのHPをのぞいてみたら、
こんな記載がありました。引用させてもらいます。


  プロポーズの時「スコットランドに残っても構わない」と
  言う竹鶴に、

   「私はあなたの夢を共に生き、お手伝いしたいのです」

  と答えたリタ。日本の生活に溶け込もうと努力を重ね、漬け物や
  塩辛まで手作りした彼女を、人々は「日本人以上に日本人らしい」
  と評したほど。
 
  日本語の勉強にも励み、流暢な関西弁を操るまでになったが
  「マサタカサン」という発音が難しかったためか、竹鶴のことを
  「マッサン」と呼んだ。

本当にそういう人だったんですね。
ますますファンになりました。


堤真一が演じる鴨居欣次郎のモデルは、サントリーの創業者(当時は寿屋)
で、「やってみなはれ!」で有名な鳥井信治郎氏。
堤真一の豪快な演技も、エリーに負けず劣らず、いい感じです。

主人公を演じる玉山鉄二は過去の連ドラのヒロインたち同様のレベル
ですが、シャーロットと堤真一がこれからも物語を大いに盛り上げて
くれるでしょう。

そうそう玉山の母親役の泉ピン子もいい味出してます。 笑


国産初のウイスキーづくりの行方も興味津々。
楽しませてもらっています。



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