撮っても、撮っても

 

私と同じ1955年生まれの組立のＫさんが４９年のＩＳＯＷＡビト人生を卒業です。

工場で顔を合わすと、いつも独特のややのんびりとした口調で話し掛けてくれたＫさん。

 

一緒にいたＴくんが、

 

　「昔、Ｋさん、英之さんのブログの写真に登場したのを覚えて

　　いますよ」

 

 

一生懸命さがしたけど、１５年前のこれかな～？

 

　「だったら最後にもう一度撮りましょう」

 

という話になって、ＩＳＯＷＡのロゴをバックに会社の正門で撮影することにしました。

 

正門に来ると、Ｋさん、にわかカメラマンのＴくんに向かって、

 

　「脚が長く見えるように撮ってよ」

 

とズボンを引き上げながら、無茶なリクエストをしました。

 

すると今度はカメラマンのＴくんが、

 

　「英之さんを見下ろすような構図はどうです」

　「おお、いいね～。私が主役のＫさんを引き立てるよ」

 

と何枚か撮影しました。

Ｋさんの脚は、円谷プロの特撮か、スピルバーグ監督のSFXかというくらい、長～く

撮れたんですが、肝心のＩＳＯＷＡのロゴは、撮っても、

 

　　　　

 

撮っても、

 

　　　　

 

写りません。

 

でもＫさんの卒業に際して、とても濃密な時をご一緒できました。

Ｋさん、ありがとうございました！　お元気で！