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二日目(6日)午後4時に、ホテルに迎えが来ました。
ランクルです。
そう、この車に乗って、砂漠へお出掛けです。
ホテルから30分ほど走ると、景色が変わってきました。
次第、次第に、砂漠っぽくなってきました。
一旦、しょぼいコンビニまがいの店で休憩。
ここに各ホテルから集まってきたランクルが全員集合です。
全部ランクルだったと思います。
砂漠走行の準備に、タイヤの空気をかなり抜いています。
そして、ハイウエイを外れて、いよいよ、砂漠に突入。
砂漠に入った途端に、エンジンをふかして、蛇行運転、さらには
バンク走行、アップ・ダウン。
丘を登ると目の前が急に無くなり、急降下したり、バンクの部分を
やや滑りながら走り、さらにはバンクの角度が急になると、
横転するんじゃないかと思うくらいの時もありました。
そして一度、休憩。
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休憩も、ツアー会社ごとに一緒に取ります。ランクルの同好会の集まり
みたいです。
休憩中に、砂漠を満喫します。
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砂漠です。モデルもいいから、絵になりますね~
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砂は本当にサラサラです。
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私の足跡。『ROCKPORT』の文字が左右反転して砂に刻まれています。
でもすぐにちょっと風が吹いて、この砂の芸術は消えてしまいます。
それくらいサラサラの砂なんです。
さて置いてきぼりになりそうになりながら、もう一度ランクルに乗って、
さらに移動します。
しばらくすると、遊牧民のキャンプを模したような場所に到着。
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ここでBBQの夕食でした。
食事の準備が出来るまで、まずは『ヘナアート』というペイントを体験。
ペイントと言っても、私の腕に絵を描いてもらうっていうものです。
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ちょっと怪しい雰囲気ですよね。でも会話を楽しみながら、できますよ。
作品は、
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こんな感じ。もちろんリクエストもできます。
しばらく乾燥させてから、描いてもらったペイントをボロボロと剥がすと
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簡単に落ちるかと思っていたら、
「長くもたせたいなら、10日間くらいはもちますよ」
10日間ももってもらったら、帰国時の入管でも怪しまれるし、お客様を
訪問も出来ない。
一緒の車に乗り合わせたオーストラリアから来た女性3人連れの中で
私と一緒にヘナを体験した女性は、
「私は大丈夫。1ヶ月間休暇だから」
おいおい、こっちは、1泊3日の弾丸ツアーなんだぜ。
大急ぎで、トイレに行って、腕を洗いましたが、まだうっすらと
残っています・・・
食事は、砂漠の上に敷いた絨毯に置いたクッションに座って食べます。
チキンカレーがあったので、昨夜に続いて食べました。
私は、カレーなら何日続いてもOKなんです。
結構いけました。若干砂っぽい?
本当は、アルコールも出るし、妖艶なベリーダンスもあるそうですが、
ラマダン(断食月)のため無し。
残ったアトラクションは、キャメル・ライド。
ラクダって、人が乗る時は、親切に、
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こんなに低くなってくれるんです。でも歩く時は、
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この高さ。結構高いです。
ということは、低い姿勢から通常の姿勢へと変わるんですが、その変化の
スピードが腰を抜かしそうになるほど急激です。
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思わず「オオ」
やっぱりラクダさんも、風土改革同様、あまり急激な変化は避けた
方がいいよ。風土改革12年の先輩からラクダさんへのアドバイスです。
日本語と英語で伝えたけど、伝わったかな~?
同行のOくんが
「裸足の方が気持ちいいですよ」
と言うんです。彼はドバイのベテランだからちゃっかりスニーカーを
持参しているのですが、私は普通のビジネスシューズです。すでに
靴の中はサラサラの砂漠の砂にとことん侵略されていました。
もっと早く教えて欲しかった・・・
裸足になった途端、キャメル・ライドで、よく見ると砂の上にラクダの
フンがふんだんに散らばっています。
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でもすっかり日が落ちて、暗くなっているので、これが本当のやけクソです。
「日中は熱いが、夜になると砂漠は冷える」という話で、上着を持参
したのですが、夜になっても、吹くは熱風ばかり。熱い。
こうして砂漠に足跡を残して、再び文明の世界へ。
ホテルに戻ったら10時半でした。
真っ先にシャワーを浴び、さっぱりして、帰国の準備、荷造りです。
少しは寝られるかと思ったのですが、完了したら12時半。
あと30分でホテル出発の時間でした。
で、そのままホテルから空港へ向かい、さらに8時間半のフライトで
関空に戻ってきました。
関空を発ったのが、4日(土)の23時。
戻ったのが、7日の17時。
実質、2日と18時間のホテル1泊機中1泊の3日出張でした。
ひょっとするとW杯観戦ツアーよりきつかったかも。
まだ伝え切れていない楽しい話題があるので、もう1日続く。
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私も昔金融時代にロンドン出張1泊3日を経験しました。水曜日午前のANAのフライトで出発し、木曜日夕方のANAのフライトに乗り、金曜日午後に帰国。移動時間とロンドン滞在時間がほぼ同じでした。時差ぼけが出る閑がなくてかえって楽でしたね。
ホテルに帰ると、靴から赤い砂が次から次へ出てきます。
結局、砂を取りきるのに、1時間靴と格闘しました。