
見慣れた太平洋を中心においた世界地図です。
これを、大西洋を基準に、欧米中心に描くと、
こうなります。
ただ見慣れたメルカトール図法の地図は、北極や南極に近づくにつれ、つまり緯度が高くなると、
その実体より拡大表示されると言われています。緯度による見え方の違いを、実際の各国の面積比
通りに修正してみると・・・
青だった地図は、、赤のように変化します。
メルカトール図法による錯覚(青と赤の差)が特に大きいのが、グリーンランド、ロシアとカナダ。
高緯度に位置する国です。北欧、アラスカなどもかなり誇張されていることがわかります。
正しい面積比に修正して、一枚の地図にまとめたものです。
さらにこれを南北をひっくり返すと、
これも日経新聞に掲載されていたものです。
ユーラシア大陸とほぼ同じ面積のアフリカがヨーロッパを上から押さえつけているような
イメージを持ちます。
地図一枚で、我われは簡単に刷り込まれちゃうんですね。
そして見方を変えると、見え方がまったく違うし、見方を変えること自体とても難しい。
ちょっと怖くなります。
もうひとつ、別の日経の記事です。
民主主義国家と独裁国家。
いちばんのショックは、両陣営の国の数は半々ってこと。人口比率となると3対7。
世界の行く末が心配になりました。
決めるところは独裁主義でも、それだけでは
衆知は集められません。