送料シリーズ① 誰のせい？

 

１カ月くらい前に録画した　NHKの『クローズアップ現代』。

長距離トラック運転手の問題を取り上げていました。

 

私たちのお客様の段ボール工場でも、ＩＳＯＷＡの機械で生産した段ボールをお客様のところに

届けるために、多くのトラック運転手さんが働いています。　しかしこの人手不足の中、ドライバーの

高齢化、若い人がドライバーになりたがらないなど、運転手さんの問題は業界の大きな課題でもあり

るので、食い入るように視聴しました。

 

　・荷主が値上げを認めない、荷積み、荷下ろしのコスト、高速通行を負担しない。

　・運送会社は、過当競争なので、条件改正、値上げを強行すると、荷主から仕事が

　　もらえないので、経営がいつまで経っても改善しない。　むしろ悪化。

　・労働時間規制で運転手の給与が減る。

　・運転手も自分の生活を守るため、不正と分かっていても、それに加担する。

　・一般生活者は「送料は無料」と考え、送料を負担しない。

 

番組ではたくさんのドライバーの生々しい証言が紹介されました。

 

今の日本の社会そのものがこういう構図なんだと感じました。

 

オンラインショッピングになり、私自身もそうですが、自分で買い物していた時には発生しな

かった『送料』がどうしても気になってしまいます。もったいない！

いっそ送料込みの価格に統一したらどうでしょう？

 

 

送料については、別の視点もあることに気づかされましたので、続きはまた改めて書きます。